書評
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若い女性への真面目な忠告
「自由恋愛最高!」と思わせる時代があったことを想像してください。
人間の男と女がおれば、恋愛はおこる。
お互いに相手に幻想を投げかけあった瞬間です。
そして性交渉。その後、男はキチンと責任をとらなくてもすんだ時代。
男は性のはけ口をもとめ、自由恋愛を謳歌し、女を抱く。売春禁止法ができた後、男たちは性のはけ口を一番安く手に入れるスローガンを発見したのです。
「自由恋愛最高!」「肉体関係をもつのは当然最高!」
しかし、このスローガンで、女性を性の対象とした男たちは、その後キチンと責任をとったのか。
単なる性欲の対象としてとらえていなかったのか。
恋愛は醒める瞬間がある。恋愛が真の愛まで熟し、一緒に所帯をもち、生きていくところまで行かず、男が醒めたとたん、女は捨てられる。
今もこんな話しは山ほど転がっています。
それに対しての、松田道雄の冷静な忠告です。
最近は、負けずに、逆に男が女にひっかかるという時代になりました。あるいは、一緒に生きていくことを選ぶ時代になりつつある。
松田は真面目な男。松田の若かりし時代は、見合い、結婚。
その時代においては、恋愛は相互が時代に反逆しながら闘って勝ち取ったものであり、二人で次の生き方をつくる責任をとっていたものです。
その時代背景を忘れて、松田道雄を批判できません。
松田道雄は医師です。生物学的に人間の男と女の性に関して観ています。松田自身も名前が道雄と雄(おす)がつけられています。彼が自己の名前に対してどう思っていたのか知りたいと思いますね。
今も、松田の忠告は有効です。
「恋愛」は発火点にすぎない。その後の人生をどう生きるのかとても重要なことです。そのためには、男女相互がしっかりとお互いを確認しあうべきであると言っているのです。どこがおかしいのでしょう。
この本が書かれた本当の動機
私は中学校の図書館でこの本に出会い、高校の図書館で読んだのが最後だから
もうずいぶんたつ。したがって、レビューなど書く資格はないのかもしれないが、
一言言いたいのは、松田がこの本を書いた動機が、恋愛の幼稚性などを指摘する
ためであるより、単に、恋愛が自由化された戦後世代に対する、自分が属する
恋愛に不自由だった戦前世代のルサンチマンによるものだということだ。
そういう著者の心理は、中学生の自分にもあからさまに理解できた。
憶えているのは、男女がアベックでいると、不良に暴力を振るわれることがあるから
やめなさいなどという今になっては陳腐極まりない指摘だ。
それは昔のことだからありかも知れないけれど、恋愛は超特急、結婚生活は
鈍行列車などというのはむしろ恋愛は楽しくて、結婚は地獄だと、本の趣旨とは
逆のことを言っているのではないか。
著者も言っている政治的に利用される恋愛もあるだろうけれど、大部分の男女は
ごく普通に友達感覚で異性と親しくなり、交際し、現実的な折り合いがつけば結婚する。
それのどこがいけないのか。同じ恋愛でも無責任なロマンチシズムにおぼれる奴は
愚か者である。
それだけのことだ。今の時代に恋愛に不自由な「もてない男」の自分が言うのだから
間違いない。
この人は育児書などでも知ったかぶりをした今から見れば間違った知識を若い母親など
にばら撒き、この人の本を読んで失敗したという人は少なくないようだ。
京都の医師、岩波書店、いわさきちひろのイラスト(育児書)など、ブランドだから
間違いないという信仰は捨てるべきだろう。
こういうシビアな知識も恋愛攻略本もためになりますよね(゚-゚)”
わたしはこのそっくりそのままの内容は筑摩書房からまずでていて中学生の時に学校の本棚にあって「こんなことがかいてあったよ。あのねぇ(゚-゚)o」と読んだ内容をぺらぺら話したら、、「あいつの言うことは人間じゃない?!冷血動物や(゚□゚)∑」と男子を震撼させてしまったという想い出があります。なつかしいなぁ(^^)”
**そりはたぶん、☆婚前交渉はすきでも結婚するひとは処女が選びたいものです。このエゴイズムはちょっとやそっとじゃ変わらないと思う。←という章が夢見がちな同級生たちの心にショックしちゃったのかな?
**女性開放運動で知られている野枝さんという女のかたの例が出てきて「男女ともに個性的であらねば本気の恋愛も長続きしないと思う。その個性というのはなんていい人だ、この人のような人間はめったにいない、この人といて本当に幸せだ、、と思わせる生き方だ。」ていう提案がなせれているわけですがこれも口に出してバッシングあいましたねぇ。「あんたいいやつだけどほかにもそんじょそこらにいっぱいたくさんいるよね。(゚∇゚)”」てついぴったしカンカンの指摘しちゃったから。
今じゃ恋愛攻略本もみて無駄な言い争いは疲れるので本命じゃない人にも勘にさわらないように注意しています。攻略本と照らしあわせて両方読むといいんじゃないかという気がします。
このオッサン、変わってる!
説教臭いけど面白い。このオッサンの言うこと、何となくうなずけてしまう。まあ読んでみなさい!
子供が恋をする頃に
今の世の中、恋愛しなければ人間じゃない!みたいなノリがあり、もう幼稚園で好きだきらいだつきあうつきあわないって子供がいうほどです。そんな中、過去の恋愛にまつわる思想や男女の歴史をさわりながら、やはり女は弱く、男は押しの強い性であり、それに惑わされてはいけないんだと説いているのがこの本です。著者はもうお亡くなりになっていますが、できたら一度会いたかった。私の子供(女子)が大きくなって恋愛に興味を持つ頃に、少しその時代の空気を組み込んで教えてあげたいなと思いました。