情報
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アフリカを食べる/アフリカで寝る (朝日文庫 ま 16-5)
出版社 朝日新聞出版 著者 松本 仁一 発売日 2008-11-07
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Amazonレビュー
「アフリカを食べる」「アフリカで寝る」の合本です。1980〜1990年代前半のアフリカ各地で著者が実際に食べて、寝てみて考えたこと・エピソードが分かり易く書かれています。合本に際して、エピソードのその後の状況が注釈として書き添えられているほか、新しい話が追加されています(「セネガルの魚ごはん」「カメムシ」「監獄島」)。
「アフリカ・レポート―壊れる国、生きる人々」「カラシニコフ I」「カラシニコフ II」などの取材の舞台裏の数々のエピソードが披露されている感じですね。アフリカの食文化・住文化に現地で直接触れてこそ見えてきた、アフリカ風俗・歴史・文化・モノの考え方の多種多様さ(地域性)には感心させられっぱなしでした。例えば、一神教と多神教、豚を食う・食わない、昆虫を食う・食わないの差は実は地理的・気候的要因が大きいのではないか、という著者の洞察には唸らされました。(詳しくは本文をどうぞ) 各国において旧宗主国の文化の差も垣間見えるのも面白いところです。
本書でもアフリカ各国の抱える問題について所々で言及されています。この状況はどうやら現在まで続いているようです。(詳しくは「アフリカ・レポート」をどうぞ) "社会主義"という看板を掲げた独裁国家の政治腐敗の例を読むと、これは別にアフリカに限った話ではない(アジアでもありがちな話!)と改めて気付かされます。「歴史を学ばない者は同じ過ちを繰り返す」(池上彰)という言葉を思い出した次第です。
そういう硬い話もありつつも、アフリカ紀行誌としても普通に読める側面も本書にはあります。普段は行く機会がないアフリカについて面白く学べました。
「アフリカ・レポート―壊れる国、生きる人々」「カラシニコフ I」「カラシニコフ II」などの取材の舞台裏の数々のエピソードが披露されている感じですね。アフリカの食文化・住文化に現地で直接触れてこそ見えてきた、アフリカ風俗・歴史・文化・モノの考え方の多種多様さ(地域性)には感心させられっぱなしでした。例えば、一神教と多神教、豚を食う・食わない、昆虫を食う・食わないの差は実は地理的・気候的要因が大きいのではないか、という著者の洞察には唸らされました。(詳しくは本文をどうぞ) 各国において旧宗主国の文化の差も垣間見えるのも面白いところです。
本書でもアフリカ各国の抱える問題について所々で言及されています。この状況はどうやら現在まで続いているようです。(詳しくは「アフリカ・レポート」をどうぞ) "社会主義"という看板を掲げた独裁国家の政治腐敗の例を読むと、これは別にアフリカに限った話ではない(アジアでもありがちな話!)と改めて気付かされます。「歴史を学ばない者は同じ過ちを繰り返す」(池上彰)という言葉を思い出した次第です。
そういう硬い話もありつつも、アフリカ紀行誌としても普通に読める側面も本書にはあります。普段は行く機会がないアフリカについて面白く学べました。
実に素晴らしい紀行型エッセイ。松本氏の著書、アフリカレポートのあとに読んだ。アフリカレポートでは、最新のアフリカ事情を語っているが、この著書は、80−90年代のアフリカの姿を、食住の環境を通して描き出している。まずは、この二つの著書で一気に松本仁一氏のファンになった。
食や寝を通じて、アフリカの文化、政治、戦争、紛争などを描き出している。朝日新聞の論調にありがちな、こうあるべきといった、意見の強い押し付けを決して感じることのないすがすがしい物言いであり、アフリカの素敵な未来を大いに期待し、アフリカへの思いやりのある文章となっている。同じ外国文化を論じた、今年のベストセラー、貧困大国アメリカでは、ことさらに、自分の意見の押し付けがあり、好きではなかった。この二つを読み比べると、アフリカの将来に大いに期待を感じる。
さらに、アフリカはわれわれ日本人にとっては、単なるアフリカであったが、この本を読むと、アフリカは、国ごとに実に多彩な文化が存在し、到底似つかない国々が多く存在していることを思い知った。素晴らしい著書です。
食や寝を通じて、アフリカの文化、政治、戦争、紛争などを描き出している。朝日新聞の論調にありがちな、こうあるべきといった、意見の強い押し付けを決して感じることのないすがすがしい物言いであり、アフリカの素敵な未来を大いに期待し、アフリカへの思いやりのある文章となっている。同じ外国文化を論じた、今年のベストセラー、貧困大国アメリカでは、ことさらに、自分の意見の押し付けがあり、好きではなかった。この二つを読み比べると、アフリカの将来に大いに期待を感じる。
さらに、アフリカはわれわれ日本人にとっては、単なるアフリカであったが、この本を読むと、アフリカは、国ごとに実に多彩な文化が存在し、到底似つかない国々が多く存在していることを思い知った。素晴らしい著書です。