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ナポレオンで仕事上達 (角川oneテーマ21 B 112)

ナポレオンで仕事上達 (角川oneテーマ21 B 112)

出版社 角川グループパブリッシング
著者 齋藤 孝
発売日 2008-09-10

この本に関する書評

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Amazonレビュー

 いかにも大学教授さんが書いた本という印象です。世間を知らなすぎです。ただ、参考になる部分もあり、全くの悪書というわけではありません。(星2つはその為)
 栄光を求めること、公共心が育たないなどといった件はまさにそのとうりだと思う。
 ただ、著者はナポレオンを知らない。ただのナポレオンファンなのである。
 ナポレオンは、「陸軍に入り花形の騎兵で無く砲兵になった。先見の明が・・・」とあるが(P36)最初は海軍志望だったが母親が海は危険と反対したため陸軍に入ったことを知っているのだろうか。?つまり、理科系的頭脳のナポレオンは自分の能力を海軍で(航海術、砲術等)活かしたかったが、やむなく陸軍の砲兵になったにすぎない。
 ナポレオンは、「世のため人のため」行動した。(P200)とあり、そんなナポレオンを民衆が支持し皇帝に推されたような文章になっているが、とんでもない誤りである。
 当時、フランス共和国は四面楚歌状態であり、強力な指導力を必要としていたのは事実であるが、それなら古代ローマ帝国の独裁官(任期がある)のような官職でよかったはずである。
 執政官という官職に就いたものの任期があるため、終身執政官という官職を作り出しそれに就任。当然死ぬまでであるから暗殺でもされない限りナポレオンの治世は続く。
 つまり、共和制というオブラートにつつまれた帝政である。
 さらに、皇帝への即位である。これは、権力を自分一代で終わらせないために、つまり世襲制にするために就いたのであって、決して世のためなどではない。
 なにより、世のため人のためフランスのためというなら、ナポレオン自身が認めている無能な兄弟たちを国王などにつけるだろうか。?政治能力があるものは大勢いたはずである。この際兄弟達以上ならよいのだから。
 私は、ナポレオンを貶める気は毛頭無い。私もナポレオンの意志の強さ。人並み以上の努力にあこがれ、尊敬もした。
 だからこそ、あまり日本で知られていないことをよいことにスーパーマンのように語ってほしくないのである。
 ナポレオンは人間的には尊敬できない人物である。伝令にだした部下が無事に帰還した時、「なんだ、無事に戻ったのか。」?と言ったのである。冷たいだけならよくいる上官(上司)である。なんと、ナポレオンはこの部下が敵に捕まることを期待し、偽の命令書を持たせたのである。!
 この本では、ナポレオンの驚異的記憶力にも触れられているが、つまりは、全てを自分でやらなければならなかった。組織を作ることができなかっただけのことである。この辺が方面軍制を作った信長に及ばないと思う。
 著者は自分でも「引き出し整理法」(P92〜93)をやっていると述べているが、大学教授だからできるのである。一般ビジネスマンが仕事の内容ごとに場所を変え・・・などできるわけがない。さらに、「会社を転々とすると・・・」(P180)という文章にいたっては最近の雇用情勢をわかった上でのものなのか。研究室で言いたいことを言っているとしか思えない。
 長くなってしまったが、大学教授ならナポレオンを引用するとき一次資料にあたるべきである。参考文献には二次資料しか無く、○野流に至っては呆れてものも言えない。
 それとも、最近の読者はこの程度でも感心するだろうとでも思っているのか。反ナポレオン考 (朝日選書)反ナポレオン考―時代と人間 (朝日選書)
不測の事態をスケジュールにあらかじめ組み込む発想など、実際使えるテクニックが満載です。
使ってみると、そのテクニックが理にかなっていることがわかります。
行動が変わっていくのを、感じられるとさらに加速して行けます。

読んでいるだけでも、気持ちだけナポレオンになれるので気分は良い…。
 中学・高校の歴史の時間にちょっと出てくるだけの「ナポレオン」の言葉や行動がこんなにビジネスの参考になるとは・・・。これまであまり語られなかったナポレオンとビジネスという観点で書かれているのが画期的。心がへこみ気味のビジネスマンには是非読んで欲しい。章立てだけ見ていても、闘うアグレッシブなビジネスマンになろうと思い込んでしまいます!