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「超能力」と「気」の謎にいどむ (ブルーバックス)

「超能力」と「気」の謎にいどむ (ブルーバックス)

出版社 講談社
著者 天外 伺朗
発売日 1993-02-16

この本に関する書評

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Amazonレビュー

言わずと知れた、CD,AIBOなど数々の製品を手がけたという元ソニーの伝説的技術者の著作です。
一時ソニーは超能力研究所を設置していましたが
そのとき著者がどう関わっていたかは知りませんが、
この分野の造詣の深さを見るとある程度の関係を持っていたと伺われます。
本書は科学的な取り扱いが難しい超能力が
これまで、科学的にどう取り組まれて来たかを
レビューしてあり参考になります。
また、科学技術者の慎重さで論じているので大きく逸脱したところもなく
冷静に議論をされています。
しかし、このような丁寧な論考を読むにつけ、超能力というものは
あたかもうなぎを素手でつかむかのようで、
科学技術として利用とするには非常に難しいことを考えさせられます。
それは、現代の科学の精密さが足りないのか、
人間に役立つテクノロジーに人間の認識までを含めるには、
未開拓の新しいアプローチが必要なのか、
それとも人生哲学以外には役に立たないのかいずれかなのでしょうか。
D博士が誰だれであるのか?今ではすでに広く知られている。
天才とは、ひらめきの証明に努力を重ねられる人だと知っている人。
夢の実現には、夢をもたなくては始まらない。
今の夢とは、理論だったり、仮説だったり、はたまた妄想だったりもする。
工学、科学の理想と現実、企業活動の成長と限界まで、自ら体験してきた人のいう事だから、
一度はちゃんと噛み締めてみるべきものだと思う。
その上で、精神的な世界に興味を持つもよし、科学や工学、さらには文筆に精を出すもよし。
初稿が1993年の著書。今読んでも十分に面白い本です。