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天安門事件入門
元産経新聞記者の著者が中国の民主活動家がいかに中国共産党政府と戦い、
弾圧されてきたかを追ったドキュメンタリーです。
ちょうど19年前に起こった中国の学生、市民による民主化要求デモを戦車で踏みにじった天安門事件を中心に構成されていて、
民主化活動と政府による弾圧の対立構造と天安門事件を知るための入門書となるでしょう。
後半の香港返還と香港の報道の自由が奪われていく様子は、
「一国二制度」ですら耳ざわりのいい建前でしかないことを改めて思い知らされました。
経済成長、北京五輪、四川大地震、少数民族弾圧など注目を浴びる現代中国の暗闘にスポットを当てています。
未だ政治思想および言論の自由の無い統制国家
本書は、中国共産党から政治的に抹殺された民主化運動指導者たちの
肉声を伝えるルポタージュです。中国では経済発展を実現させた経済開
放・自由化路線の背後で、未だ政治的には共産党による一党独裁体制
が続き、政治弾圧が定常的に行われている。天安門での学生デモの後、
民主化運動は完全に封殺され、チベット自治区では安定化の名目で、凄
まじい弾圧、人権蹂躙が行われています。インターネットに民主主義を切
望する書き込みをするだけで警察当局に拘束され、苛烈な弾圧を受ける
ことになるのだと。表面的には日中友好が進んだように見えても、中国は
日本とは全く政治体制の異なり、秘密主義の統制国であることを肝に銘
じる必要があります。
チャイナ・ウォッチャー暦20有余年の記者が書く中国民主化運動リポート。
政治犯と共産党の死闘を、活動家へのインタビューを交えながら生々しく描きます。思想弾圧の実態、ティベットや新疆地区民族運動の抑圧、変換後香港(著者は産経新聞香港支局長も歴任)での「思想統制」など「語られない中国」情報満載。筆者自身のビザが発給停止になるくだりの中国当局とのやりとりは、この国の体制を象徴しているようで興味深いものがあります。
冒頭の天安門事件リポートは臨場感あり。