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りかさん (新潮文庫)

りかさん (新潮文庫)

出版社 新潮社
著者 梨木 香歩
発売日 2003-06

この本に関する書評

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Amazonレビュー

不思議な人形たちの物語。容子ちゃんはりかさんを通してその世界に触れていきます。

ちょっと怖い感じもあるのですが、小学生が読んでも大丈夫です。ですが、大人の方がぞっとするかも。

からくりからくさを読むと、登美子ちゃんは人形たちの呪いで井之川家に嫁ついだのだと分かります。本人は気付いてないけど。

人形たちをピンに見立てて、ボーリング遊びする登美子ちゃんがリアルな感じで容子ちゃんとは対照的です。子供ってこういうことするよな、っていう。
私は梨木香歩さんと初めて出会った作品は、エンジェル エンジェル エンジェルです。この本を読み、梨木香歩さんの放つ独特な雰囲気に魅了され次の本も読んでみたい!!と思い「りかさん」を読んでみましたが間違いなく今まで読んだ本の中で心から読んでよかったと言える作品の一つになりました。結構久し振りにどんどん次が気になり読み終わってしまうのがもったいないと思いました。


それにしても梨木香歩という著者は本当に心をあったかくしてくれる人です。そして登場してくる人物の性格や伝わってくる雰囲気がとても良い!!もっとこの著者の本をたくさん読んでみたいと思うのですが、出版されている本の数がとても少ないのが残念です。。

結構前に買った本です
梨木香歩さんの書いた本かぁ!と想って
買いました☆
すごく変わったストーリー
だけどすごく暖かみがあって良かったです♪
人形にも気持ちがあるとか
ちゃんと食事とか寝さしたり話しかけたりして
人形もだけど自分自身も成長出来るって感じだったし
不思議でした
本当によかったです♪
 梨木さんの世界に初めて入る方、要注意。優しい語り口と、お雛様、日本人形などの小道具に惹かれて、ほんわかした気持ちで読み進めると、後半とんでもない思いをする。この著者の作品は大体、一見砂糖菓子に見えて実は辛口なのだが、「りかさん」は特にだ。汐汲人形が守っていたものが何であるか、ここには書かないが、人間がどこまでひどいことができるのか、そんな物語だ(泣ける系ではない、怒り系だ)。ただ、ようこのおばあちゃんを通して、そんな人間の醜さと、それを補う力を持っていることをきちんと語るあたりは見事。読み終えると市松人形が欲しくなる。
 同時収録の「ミケルの庭」は「からくりからくさ」の続きだけに、いつもの真っ向勝負の書き方で、こちらは用心しなくても大丈夫、おすすめだ。
 
りかさんはお人形。心を持ったお人形。生きているお人形。
りかさんがいると、ほかのお人形の心もわかる。

この小説を読むと、人だけでなく物の気持ちまで思いやれるようになる。
そうそう、そんなこともあるかもなあ、と。
ちょっと怖い、心の暗い部分も乗り移ってしまうけど。
むかしお人形で遊んだことのある大人ならなおさら。

梨木香歩は上手な文章とお話でお話の世界に連れて行ってくれる。
本当に上手な小説家だなあと思う。
こんな物語が読めてうれしい。

「ミケルの庭」は大人のお話だけど一種のファンタジー。

小説を読む楽しさがたくさん詰まった一冊。