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NHKスペシャル 100年の難問はなぜ解けたのか―天才数学者の光と影

NHKスペシャル 100年の難問はなぜ解けたのか―天才数学者の光と影

出版社 日本放送出版協会
著者 春日 真人
発売日 2008-06

この本に関する書評

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Amazonレビュー

以前放送された同名のNHKテレビ番組が秀悦でしたので、読んでみました。

印象としては、番組がほぼ忠実に再現されており、以前観たシーンが鮮明に思い出されました。逆に、番組を観ていない人にとっては、本書が果たして読みやすいのかどうか、わからないところです。

記述としては、サイモン・シンなどの本格的科学書を目指したものではないにせよ、せっかく書籍にするのですから、もう少し掘り下げてもよかったような気もします。

装丁や文書中の画像は美しく、価格には見合うと思います。
本書を読んでの感想はまず、非常にわかりやすいと思います。
難しいポアンカレ予想について数学の知識が全くなくてもなんとなくわかった感じになるし、
内容も非常に面白いと思います。
ただ、星3つにした理由はサイモン・シンなどのフェルマーの最終定理などの書籍に比べると
面白さにはかけるし、わくわく感があまりしなかったので星3つとしました。
ちょっと厳しい評価しました。
数学領域に限らず、およそ科学・学問の世界で仕事を成すには、大変な集中力が必要に違いない。その集中力は、数学者の社会生活をある程度に奪うものなのだろう。 本書に登場する数々の数学者達のなかには、ペレリマンに程ではないにせよ、大変な集中力を確保するために、自分お実生活を蔑ろにした人物が数多く登場する。
ペレリマンが次に何に挑むのか、楽しみである。
 皆さんのレビューに惹かれてれて購入しましたが、面白くて半日で読了しました。皆さんが書かれているレビューのとおりで、素人にも分かるように平易な内容で説明されており、その素晴しさについては他に書き足すことはありません。しかし、気になったのは天才たちの孤独の深さですね。第6章に登場するサーストン博士。博士の活躍する分野から研究者がいなくなってしまう話。もし数学者が、美しいものに惹かれる無垢な人たちばかりなら、そこに残って博士の語る数学の美しさに酔いしれるはず。しかし、数学者はアーティストでもあり、他人の成功を素直に享受できない一面も併せ持っている。さらに、主人公のペレリマン博士。その誠実さは変わらないものの、ポアンカレ研究を続けるうちに、快活で人付き合いも良かった博士が無口で陰気の人物に変わってしまったという話は胸に突き刺さる。世紀の証明のために彼が失ったものはあまりに大きかったのか。それとも、それは凡人の勘繰りで、実は至福の世界にたどり着いたのか。それなら、その哲学的な境地を是非知りたいものだ。もしかして彼は、今も残りの懸賞問題の研究を続けており、ある日当然残る6つの問題の回答がインターネットに掲載され、完全征服したりして。彼の死後、彼の部屋から膨大な論文が発見されるが誰にも内容が分からない。その内容が解明されるのにその後、200年を要したとか。そんなことまで空想させてくれる本でした。
ポアンカレ予想を解いたベレルマンの、人と周辺について、書簡などを引用して説明している。
ポアンカレ予想を知らない方が、最初に読むのによい本。

なぜ、フィールズ賞を受賞しないかは、「ポアンカレ予想」
証明はどういうものか「ポアンカレ予想を解いた数学者」
を参照するとよいかもしれない。

最初に本書を読み、「ポアンカレ予想」「ポアンカレ予想を解いた数学者」の順に読んでいくと、
人と内容の両方がおぼろげながらでも理解できるかもしれない。

本書では、ポアンカレ予想がロープをかけたときに、表面から離れないように、回収できるかどうかと同じ問題だということを知りました。
また、特異点問題が最終的な証明に役立ったこともしりました。
制御問題で、特異点問題を解いたことがあるので、すごく親近感が沸きました。