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新版 図書館の発見 (NHKブックス)

新版 図書館の発見 (NHKブックス)

出版社 日本放送出版協会
著者 前川 恒雄 石井 敦
発売日 2006-01

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図書館は利用者の要望に応えると同時に知的好奇心をかりたて、知的水準を高めるものでもある。130年前に公共図書館が生まれた日本では、40年前ようやく市民にも役立つ公共図書館が生まれた。ところが今、図書館の前にはかつてない大きな壁が立ちふさがり、その基本を揺るがせるような問題が起きている。 それはいったい何であろうか。時代はどちらの方向に向かって進もうとしているのであろうか。
「書も読まで遊びわたるは網の中に集まる魚の楽しむがごと」(田安宗武『天降言』)
 図書館とは、木々の緑と同様、人びとの心を癒し精神を充実するものであるはずだった。それゆえに人は高められ生命感に満たされるものであるはずだった。
 これから進むべき図書館のあり方・道標を示した問題提起の本である。

何気はなしに使っている図書館
その歴史と現在抱えている問題、将来の理想がここにはあります。
国の思想統一機関だった図書館、無料貸本屋と揶揄されて蔑まれていた図書館
そして、民間に委託され始めている図書館制度、IT化への問題。
単に費用節減という視点からではなく、情報収集の拠点として
図書館がどうなろうとしているか考えるための資料として最適です
■ いつも利用する近くの図書館で、
 インタ-ネットで24時間、自宅から図書検索や
 予約ができるサ−ビスが導入され、とても便利になり喜んでいます。
 そんな中で見つけた一冊です。

■中立の立場を守り、幅広く収集することが求められる図書館で、 
 どのように本が選ばれるのか。
 著者は<公平・中立と寛容>を基本としつつ、
 次のような視点をあげておられます。

 ・読者が何かを発見できる本
 ・正確に書いてある本
 ・美しい本
 ・著者が一生懸命書いている本

 こんな視点で選ばれた本がずらりと揃えられている図書館。
 想像するだけでも知的好奇心がかきたてられますよね。

■ これから<市民の図書館>として期待されるキ−ワ−ドとして
 示されているのが、“気持ちが安らぎ、役に立つ図書館”。 
 そしてもう一つ、
 地域についての資料・情報サ−ビスを提供する図書館は、
 民主制と地方自治の基盤を築くものだとも言及されています。

 そんな図書館が身近にあることは、とても幸せなことですね。