情報
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ホッグ連続殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
出版社 早川書房 著者 ウィリアム・L. デアンドリア 発売日 2005-01
この本に関する書評
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Amazonレビュー
10年ぶりぐらいに再読してみた。
昔読んだ時もHOGという意味が最後に明らかにされた時「なるほど」っと唸ったけど、再読しても拍手をおくりたくなるぐらい見事です。
作品の途中で何度ともなくHOGの意味を推測するのですが、その度にそれに当てはまる人物について深く掘り下げて捜査するところが面白いです。
クリスティのABC殺人事件を彷彿させるような犯人の意図。
HOGの手口が少し運に頼ってるようなところは目をつむるとしようかな(笑)。
伏線の張り方などは少し古典的なのが多いけど、逆にそれが新鮮に感じる今日この頃です。
昔読んだ時もHOGという意味が最後に明らかにされた時「なるほど」っと唸ったけど、再読しても拍手をおくりたくなるぐらい見事です。
作品の途中で何度ともなくHOGの意味を推測するのですが、その度にそれに当てはまる人物について深く掘り下げて捜査するところが面白いです。
クリスティのABC殺人事件を彷彿させるような犯人の意図。
HOGの手口が少し運に頼ってるようなところは目をつむるとしようかな(笑)。
伏線の張り方などは少し古典的なのが多いけど、逆にそれが新鮮に感じる今日この頃です。
1979年度のアメリカ探偵作家クラブ最優秀ペイパーバック賞受賞作品。
この作品の読みどころは、
犯行声明の署名であるHOGに
どんな意味が隠されているのかというところと、
犯人の正体は誰かというところでしょう。
前者のHOGの意味については、
その単語の意味解析から推理を展開するシーンがあったりして、
なかなか楽しむことができました。
最後に明かされるその象徴的な意味については、
とても印象深いものがあります。
それに対し、後者の犯人の正体ですが、
容疑者は限られた何人かというわけではなく、
地方都市スパータに関連する人物全員が容疑者なわけです。
容疑者になりそうな怪しい人物が途中で突然現れてきたりと、
犯人を絞り込む推理という点では、
もう一つ楽しめなかったような気がしました。
それにしても、
探偵役である教授の名前の
ニッコロウ・ベイネデイッティ、何とかならないでしょうか。
しばらくしたら、忘れてしまいそう。
その他の人物名も覚えにくいものが多かった感じでした・・・。
この作品の読みどころは、
犯行声明の署名であるHOGに
どんな意味が隠されているのかというところと、
犯人の正体は誰かというところでしょう。
前者のHOGの意味については、
その単語の意味解析から推理を展開するシーンがあったりして、
なかなか楽しむことができました。
最後に明かされるその象徴的な意味については、
とても印象深いものがあります。
それに対し、後者の犯人の正体ですが、
容疑者は限られた何人かというわけではなく、
地方都市スパータに関連する人物全員が容疑者なわけです。
容疑者になりそうな怪しい人物が途中で突然現れてきたりと、
犯人を絞り込む推理という点では、
もう一つ楽しめなかったような気がしました。
それにしても、
探偵役である教授の名前の
ニッコロウ・ベイネデイッティ、何とかならないでしょうか。
しばらくしたら、忘れてしまいそう。
その他の人物名も覚えにくいものが多かった感じでした・・・。
登場人物が饒舌すぎないだろうか−取り分け、謎解きの中心となる教授と私立探偵−
勿体ぶった会話に興味がそがれました。
ミッシング・リンクとして事件の非連続性に興味が注がれるものの、登場人物のキャラクターや
位置づけは平板で平凡なものになっている。人間が描けていないと言えば、言い過ぎでしょうか…。
ストーリーは楽しめるが、小説としては楽しめなかった作品。
勿体ぶった会話に興味がそがれました。
ミッシング・リンクとして事件の非連続性に興味が注がれるものの、登場人物のキャラクターや
位置づけは平板で平凡なものになっている。人間が描けていないと言えば、言い過ぎでしょうか…。
ストーリーは楽しめるが、小説としては楽しめなかった作品。
何らかの法則性や連続性に基づく犯罪が描かれ、
その繋がりを探っていく《ミッシング・リンク》がテーマ。
作中で、美しく抽象的な構図を描き出そうとするミステリと
このテーマの親和性は高く、過去さまざまな作例があります。
ただ、犯行の動機や手順が現実離れしているため、どうしても
不自然さが目立ってしまう憾みがこのテーマにはあります。
そのため、特異な動機を抱いてもおかしくないサイコパスが投入
されたりもしたのですが、それもすぐパターンに堕してしまいました。
そういった意味で本作は、その種の不自然さを極力排除し、現実に
起こってもおかしくないリアリティを付与することに成功しています。
(その代わり、いくつかの奇跡的条件が揃うことが前提ですがw)
また、本作はいわゆる《フィニッシング・ストローク》ものでもあります。
犯人の署名である“HOG”の意味が、最後の一行で初めて明かされる
のですが、サプライズというよりは、落語のうまいサゲのような印象。
しかし驚くべきは、冒頭においてすでに、その意味を
暗示する伏線が、ぬけぬけと提示されていることです。
読み終えた後、ぜひ最初のページに戻って、
著者の大胆さを確認してみてください。
真相自体は単純な作品ですが、読者の注意を
微妙にずらしていく細心の技巧に感服しました。
その繋がりを探っていく《ミッシング・リンク》がテーマ。
作中で、美しく抽象的な構図を描き出そうとするミステリと
このテーマの親和性は高く、過去さまざまな作例があります。
ただ、犯行の動機や手順が現実離れしているため、どうしても
不自然さが目立ってしまう憾みがこのテーマにはあります。
そのため、特異な動機を抱いてもおかしくないサイコパスが投入
されたりもしたのですが、それもすぐパターンに堕してしまいました。
そういった意味で本作は、その種の不自然さを極力排除し、現実に
起こってもおかしくないリアリティを付与することに成功しています。
(その代わり、いくつかの奇跡的条件が揃うことが前提ですがw)
また、本作はいわゆる《フィニッシング・ストローク》ものでもあります。
犯人の署名である“HOG”の意味が、最後の一行で初めて明かされる
のですが、サプライズというよりは、落語のうまいサゲのような印象。
しかし驚くべきは、冒頭においてすでに、その意味を
暗示する伏線が、ぬけぬけと提示されていることです。
読み終えた後、ぜひ最初のページに戻って、
著者の大胆さを確認してみてください。
真相自体は単純な作品ですが、読者の注意を
微妙にずらしていく細心の技巧に感服しました。
とは、本書に対する故瀬戸川猛資氏の評価ですが、ある意味その通りであり、しかし氏の評価は言葉足らずであった様に思われます。
自分ならば「本格の後進国であるアメリカにおいては、近年稀に見る傑出したコージーミステリだ」と、言い直したい。
自分は決して,他のレビュアーの方々の様な本格の鬼と呼ばれる猛者ではありませんが、しかし幸か不幸か早々に犯人を見抜いてしまいました…後は小説的に語る何程の物もなく、最後の一撃もサプライズに感じず,醒めた目でシニカルに読了しました。
これって本格ミステリ初心者向けの作品ですよね?
でも、伏線の張り方や回収の仕方に並々ならぬ手管を感じたので、星3つとさせて頂きます。
…蛇足ながら、続編のウルフ連続殺人は,ヤバい出来だそうですね。読むべきか読まざるべきか?
自分ならば「本格の後進国であるアメリカにおいては、近年稀に見る傑出したコージーミステリだ」と、言い直したい。
自分は決して,他のレビュアーの方々の様な本格の鬼と呼ばれる猛者ではありませんが、しかし幸か不幸か早々に犯人を見抜いてしまいました…後は小説的に語る何程の物もなく、最後の一撃もサプライズに感じず,醒めた目でシニカルに読了しました。
これって本格ミステリ初心者向けの作品ですよね?
でも、伏線の張り方や回収の仕方に並々ならぬ手管を感じたので、星3つとさせて頂きます。
…蛇足ながら、続編のウルフ連続殺人は,ヤバい出来だそうですね。読むべきか読まざるべきか?