ロマンチック騎士道
デビュー以前の作品だとか。ジョーンズ作品としてはやや物足りない感じもあるが、
彼女ならではのユーモア感覚や物語の転がし方のクセが早くも光る作品と言った感じ。
19世紀、ヴィクトリア女王時代の英国セシリア(16歳)とアレックス(12歳)の姉弟は、
中世の騎士のような身なりの青年ロバートと出会う。
それが伝説の国ファレーフェルとの関わりの始まりだった…
セシリアやスザンナが(美人なのに)かっこ悪くて可愛い所も、
アレックスやエヴァラード(大公)がちょっと子どもっぽくて直情的なところも
人間味があって面白味にあふれている。相手の事がちょっと好きになれない…
という微妙な人間関係を描くのが相変わらず上手だなあ、と思う。
否応なく巻き込まれていくファレーフェルでの少年大公エヴァラードを廻る陰謀と策略。
別々に捕らえられた姉弟の冒険物語と恋物語が交差して飽きさせません。
佐竹美保の絵もなんだかレトロタッチになっています。