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スティーブ・ジョブズの流儀

スティーブ・ジョブズの流儀

出版社 ランダムハウス講談社
著者 リーアンダー ケイニー
発売日 2008-10-23

この本に関する書評

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Amazonレビュー

 ジョブズはレビュータイトルのような事を考えてるのかな?単に性格かな?とにかく卓越することへの執念がすごい。
 この本は、1997年のジョブズの復帰から始まる。彼はまず大胆なリストラを行う。
 彼の完ぺき主義は、製品開発に多大な労力を要するだろう。そのリソースを確保するためには利益を出す製品でも撤退する。ジョブズは天才だが人間の限界も理解してるのだろう。「うちの社員は優秀で勤勉だから。」と、策を打たない日本のハイテク業界との違いを感じる。

 この本はジョブズのUIやデザインへのこだわりを描き、技術者らしくない姿を強調してるようにも見えるが、評者はむしろ逆に感じた。日本の大手製造業の社長など、技術畑出身でも経営指標しか見てないだろう。彼らと比較すればジョブズははるかに技術者らしいCEOだ。

 そもそも、重役の合議制である日本の大企業の意志決定では、客観的データの裏付けのない新製品など採択されないだろう。
 消費者の想像を越えた製品を開発するには、ジョブズの独断的な意志決定を許容する、経営機構が必要なのかも知れない。

 ジョブズが得意とするのは小難しい理屈ではない。皆が欲しいと思うのに、誰も思いつかないシンプルなアイデアを生み出す事だ。異分野の接点に新しい価値を見出し、シームレスに統合していくことだ。iPodとiTunesはそういう製品だ。凡人なら数人でカバーしなければならない多分野の情報を、一人でカバーして全体像を描けることが、ジョブズの最大の才能なのだろう。

 ジョブズもアップルもクールに描かれてるのだが、章末の「スティーブに学ぶ教訓」というのが、いかにもビジネス本って感じでかっこ悪い。
 でも、面白いのが一つあるので紹介しておく。

●イノベーションを意識するな▼イノベーシヨンの体系化はマイケル・デルのダンスを見るようなものだ。痛々しい。

    うちの幹部もダンスが大好きでさー。(^^;)
この本はジョブズがアップルに返り咲いてからの物語です。本の随所にジョブズのポリシー(よりももっと厳しい何か)が書かれています。

* シンプル
* 少数精鋭
* 徹底的な厳しい議論
* 秘密主義

等。僕も共感する部分が多いです。特にシンプルであること。ただ単にシンプルであればいいだけじゃなくて、もっとも使いやすくて、もっとも美しいシンプル。ジョブズにはそれを作る力がすごくあると書いてあります。ああ、僕にもその力の1/100でもあればなー。いいデザインを思いつくのに。と、まあ本当にジョブズの考えが随所にあるので、面白かったです。各章ごとに小さなまとめもついていますし。

詳しい感想は以下のブログに書いています。よろしければご覧ください。
http://d.hatena.ne.jp/h13i32maru/20100220/1266658315
なかなか面白かった。スティーブ・ジョブズという人物には以前から興味を持っていたが、独創的な経営術・経営感覚・創造力の数々が、他の「ジョブズ本」に比べて丁寧に書かれていたように思う。取材者の姿勢が現れている。
ジョブズの経営や創造を、現在の日本の企業がApple並みの規模で活かそうとするのは不可能だろうけれど、この本の内容は、響くものがあるのではないだろうか。もし続編が出たら読んでみたい。

「原題INSIDE STEVE'S BRAIN(スティーブの脳内)」→「脳と言えば茂木健一郎」→「茂木健一郎と言えば『プロフェッショナル 仕事の流儀』」→「じゃあくっつけてスティーブ・ジョブズの流儀にしようぜ」てな経緯だったんだろうか。
ジョブズ本の中では、今まで読んだもので一番面白かった。
まさにカリスマだし、真にクリエイティブなモノを作り出すための狂気的なまでの情熱は、今のほかの経営者にはないものだ。
PowerBookとか欲しかったけど、高くて手が出なかった。唯一、持っているアップル製品は、初代iPod nanoだから、熱心なアップル信者というわけではないけど、アップルの製品はずっと気になっていた。
アップルが、どうして、ここまで復活できたのか、よく分かったような気がする。最先端の技術ではなく、新しいアイデアのもとに既存の技術を組み合わせること。そのアイデアこそが、アップルをここまでにした。
でも、これから大丈夫かな?
自分が、アップルのコンピュータに手を出さないのは、選択の自由度が少ないから。たとえば、今このブログを書いているWillcomのD4みたいのはないし、Netbookもない。今の流れはそっちだと思うんだけどな...
アップルはここ10年でiPhoneといいiPodなど個性的な商品をいくつも出してきました。他の大企業の製品が似たり寄ったりするなかで、同じく大企業であるアップルになぜ個性的な製品がだせるのか?というのが私のアップルに対する疑問でした。この疑問への回答の一端がこの本の中にあった気がします。

それは「ジョブズ自身がユーザーインターフェイスやクリエイティブのマネージャーのような仕事をやっているから」というがことです。商品の個性をもたせるためにCEO自身が強いコミットしているのです。
CEOって本来そいうことをする職業じゃない!ってサラリーマンの私は思ってしまいますが、若くして創業者となった彼のCEO観や人生観というのは実にユニークな部分が多いようです。

ジョブズのやり方が21世紀の新しいCEOの流儀にはなりえないでしょうが、ジョブズの流儀でアップルが復活したのも事実です。そういう意味では無視できない。この本は彼のやり方詳しく書かれた本として一読に値すると思います。