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幸福論 (ランダムハウス講談社文庫)

幸福論 (ランダムハウス講談社文庫)

出版社 ランダムハウス講談社
著者 須藤元気
発売日 2007-10-02

この本に関する書評

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Amazonレビュー

格闘家の須藤元気さんのお遍路さんの話です。

結構、哲学的、宗教的(空海)な事や、司馬遼太郎の事など多岐にわたり語っています。
勿論、お遍路さんでのエピソード満載で、その中にもユーモアをエスプリを効かせて、ちりばめられています。

難解な文章も平易に書く事は難儀だとは思いますが、それをやってのけています。

この人は格闘家と同じ位文章能力の高い人だったのかと、認識を改めました。

お遍路さんをしてみようかと言う若い人にオススメな本です。
数取り機をもちながら、「ありがとうございます」を
言いつずけるという業を著者がしていますが、
私も一年以上それをしています。
 最初は、苦痛でしたが習慣化することにより、
苦痛が無くなり、主に精神面で落ち着くようになりました。
 「ありがたい」ことが身の廻りで起きるようになりました。
即効性のある、引寄せ本や、成功法則本は無いと思います。
 ただ、ひたすら反復、習慣化する。
これしか無い!と思います。
「元気さん、ありがとうございます。感謝してます。」
四国88ヶ所のお遍路。
その旅路で出会う人たちのチャーミングなこと!

よく「ろくな人と出会わない」と嘆いている人は
ご自身が呼び寄せてるのでは?と思うことがあったけれど、
逆もまた真なり!なのですね。

美しい写真やきりりとしたご本人の写真もたくさんあり、
一緒にお遍路したような気分にすらなり、
また彼の考えを読むことによって、気分が浄化されたような
気持ちです。

少年のように軽やかに、笑いも織り交ぜながら
(彼の笑いのセンスって独特だと思うのですが、私は好きです)
難しい話や深い話が顔を出す。

私もこの本を読むまでは「目立ちたがり屋でタレントになりたい格闘家」くらいの
イメージしか持っていませんでしたが、
この本を読んですっかりイメージが変わりました。
以前のギラギラしていたご自分を経て、何かつき物が落ちたように、
すっくと立っている須藤さん。
なんだかとても素敵に見えました。
写真の中の須藤さんもきりりとしてとても素敵です。

いい本に出会いました。
神はテーブルクロスとか須藤さんの本何冊か読みましたが、
私の中ではこれがベストワンです。

ボリュームはあっても、さらっと読め
また読み返したくなる本です。

ましてや文庫になったので、お財布にもやさしいし、
場所をとらず、バッグに入れやすい、といいこと尽くし。
彼の中で今のところ、一番好きな本です。
四国の十八箇所を廻る、お遍路巡りの旅行記だが、随所に須藤元気の独自の視点と感性による警句がちりばめられている。当時20代でありながら、なかなか意味深なことを語っている。

「自分が変われば世界が変わる」、世の中のことをああだこうだ批判するのはたやすい。その前にまず自分が変わってみる事が大切だ。それによって世界の見方が変わってくる。

E=mc^2を引き合いに出して、口に出した言葉は物質化すると述べている。一見、飛躍しているように見えるかもしれないが、なかなか真理を突いているように思う。

「幸福だから楽しいのでなく、楽しんでいるから幸福なのだ」。「大事な事ほど自分が楽しむことを意識すること」。この言葉にも須藤元気の積極的な人生に対する姿勢が表れているように思う。

その他にも、「この世の中は鏡のようなもの。こちらが笑えば向こうも笑い、こちらがブスッとすれば、笑顔は見られない」、「迷ったときは動かないこと」、「ビジネスでも恋愛でも職業や肩書きではなく、その人自身を見るといい関係が築ける」など、なかなか良い事を言ってくれる。

「直感こそが社長であり全ての決定機関で、頭は秘書にすぎない」、「よりシンプルであることこそがより人間らしく人生を生きるコツ」、「人生何を手に入れるではなく、何を手放せるか」というのも、いろいろ考えさせられる言葉だ。

須藤元気は、自分の夢を成功させるために、自分の部屋に、自分の写真を中心に、自分のなりたいものや好きなものをイメージする言葉を貼ったコルクボードを置いてあるという。自分の未来の成功のイメージを確かなものにするのに良い方法だと思う。

最後に、このお遍路巡りで、須藤元気は、「ありがとう」を21万回も口に出して言ったという。生かされていることへの感謝の気持ち。好青年にして精神世界への深い興味の持ち主。須藤元気の本を読んだのは、これが初めてだが、彼の書いた他の本も読みたくなった。
 須藤元気さんが自らの足で四国88ヶ所を巡った際の、四国での風景、仏像、人との
触れ合いの中で感じたことをを綴ったフォトエッセイ・『幸福論』の文庫本版です。
やはり元気さんは、かなりの読書家であるので、哲学や思想に対する造詣が深いので、
奥深いです。本書を読むと、物事に対する考え方のバリエーションが確実に拡がります。
 私は大型本を購入したのですが、そこには未掲載の写真もあり、うれしかったです。
元気ファンにとっては必見ですね。 
 残念ながら、2006年大晦日の『Dynamite!』をもって、格闘家を引退した元気さんですが、今後は、ブラウン管を通して、文字を通して、私たちにメッセージを送り続けてくれることでしょう。革新的なスタイルが新境地を切り拓くのだと思います。