トホホな親子
フランス植民地時代の最後の栄華をインドシナ半島で競い合ったトホホな親子のトホホな物語。娘が中国人からくすねたまがい物のダイヤの指輪を、高く売付けることに血眼になる母親、ブルジョワ有閑夫人と仲良くなってこの指輪を担保に金を漁るバカ息子。
作者の自伝的小説といわれている「愛人・ラマン」、作者もトホホならここの登場人物もトホホな連中ばかり。
それにしてもサガンの「こんにちは」は、新訳でないのはおかしい。いつまで朝吹訳にこだわっているのか、もっと斬新な訳が出てきてもいいような気がする。
朝吹の娘をこれ以上翻訳印税で太らせておく手はないっていうもんだ・・・・