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リーダーシップの旅 見えないものを見る (光文社新書)

出版社 光文社
著者 野田 智義 金井 壽宏
出版日 2007-02-16
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Amazonレビュー
2人の著者による 1.5人前の対談形式風リーダシップ論
2人の著者による 1.5人前の対談形式風リーダシップ論

著者の1人である金井は考えた
超多忙な野田の知恵を、机に縛り付けることなく
効率的に引き出すためには どうしたらよいかと
出した結果は、2日間対談を行い
それを素材として本にすることだった

しかし、素材をまとめて文章にし
少々手を加えれば本になると思っていた
金井の目論見ははずれる
なぜなら、文章になったものに対して、
野田が必要以上に、細部にこだわったからだ
こうなると、もともとリーダシップに一家言ある金井も
裏方に徹する自分に、我慢できない
とうとう金井も自分の持論を表に出し始めてしまった

結果的に この本は
野田と金井の2人のリーダシップ論が
整理されず 投げ出されたままである
力のある2人が相乗効果を生み出し
本来は3人前の成果を期待したはずなのに
実際は論が濁り 1.5人前の成果しか生み出していない
部分部分は良いことが書いてあるのに、残念な結果に終わっている


私がチェックマークを入れたページは、以下の16箇所
P54,57,63,67,69,92,96,102,113,152,163,210,214,228,244,277
特に、P214の「刺激の設計」は、本質を捉えた言葉だと思う

もう一度言う
部分部分は良いことが書いてあるだけに、残念な仕上がりだ
本が棒線だらけになります
金井先生の本は、好きでよく読みます。

リーダーシップとは何か、ということについて、膨大な知識の引き出しから
読者に対してわかりやすく、解説をしてくださるところがありがたいです。

今回、野田さんとの対談を元にした本ということで、こんな表現の仕方も
あるんだと、新鮮に感じました。

通常、対談本というと、二人の会話をそのまま起こして、1セリフずつ
繰返し交代に語る、というものが多いですが、今回は違っています。
1人が書いた長めの文章を元に、もう一人が書く。書簡形式のような体裁。
それぞれの独特の考察が、より印象的になって、読み物として面白いです。

野田さんについては、今回の本で、その存在を始めて知りましたが、
とても、心に残るフレーズを、多く投げかけてくださっています。
おかげで、本が、棒線だらけです(笑)
元気の出る一冊
「キング牧師も最初から多くの人々を率いるリーダーだったわけではない」ことなどを引き合いに出しながら、リーダーシップというのは先天的に存在しているものではなく人が後天的に獲得できるものとし、そのリーダーシップを獲得するプロセスに焦点を当てて説いている。本書の中で繰り返し述べているのが、まずは自分をリードすること即ち「リード・ザ・セルフ」の大切さ。端的に言えば、自分の目的意識を明確にしてそれを行動に移すことである。自分をリードしているうちにそれに共感する人たちが付いてくるようになり、それが「リード・ザ・ピープル」であり、更にそれが昇華すると「リード・ザ・ソサエティ」になるとしている。読んでいるうちに、何だか遙か遠くの概念のように考えていたリーダーシップが身近なものとして捉えられるようになった。元気の出る一冊。
広い視野をもつことの大事さ
この本では、リーダーシップは生まれつきもったもんではなく、
役職があるから発揮されるものでもなく、
誰でもリーダーになることはできちゃうんです。

といったことが書かれています。

リーダーシップを語る上で、この本は読んでおかないといけないよ。
という本がちょこちょこ紹介されていますが、
感覚的にリーダーシップを知っていて、
それを体系的に学ぶための最初の本としては、
読み始め易い本だと思います。

この本の中で、特に印象的だった言葉が、

「大いなる力を持つものには、多大なる責任が伴う。」

スパイダーマンで語られていた言葉(合ってますかね?)が紹介されていました。

スパイダーマンを見て、ここに感銘を受けることができる野田さんって
すごいステキですね。盲点でした。

リーダーが持つ、リーダーシップの持論。。。

自分も真髄を見つけたいと思います。
考えるヒント
世に「リーダーシップ」に関して書かれた記述は数ある中で、本書がユニークだと思われるのは、著者の一人が以前はリーダーシップに興味が湧かなかったという点である。銀行マン、大学での研究・教職を経て現在はリーダーシップに関するNPO法人を主宰する著者の考え方が何故ここに至ったか、ということを疑似体験出来ることが本書の面白い部分ではないかと感じる。

本書に書かれている内容・趣旨には他のリーダーシップに関連する著作と本質的に共通する部分も多いが、特に面白い視点・新鮮な考え方と感じるのは、リーダーシップを旅に喩えている点である。未知の世界への第一歩が踏み出せるかどうか、苦難の旅を経て帰還した時に、結果としてリーダーとなる。従って意図せずにリーダーになるという「後付け」の要素があるとしている。

では何が未知の世界へ旅立たせようとするのか。それは常人には見えない、或いは見ようとしない「何か」がリーダー(候補者)には見えるからであろう。ただ見えた人が全て旅に出る訳でもないであろう。「志」或いは強い「意志力」がなければ旅の第一歩が踏み出せないし、それなくして苦難を経て帰還することもまた容易ではないと思われる。

こうしたリーダーシップの旅がどのように構成されているのか、その重要な要素とは何かを考える上で、本書の内容は非常に充実しており、示唆に富んでいる。
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