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理系サラリーマン 専門家11人に「経済学」を聞く! (Kobunsha Paperbacks Business 17)

理系サラリーマン 専門家11人に「経済学」を聞く! (Kobunsha Paperbacks Business 17)

出版社 光文社
著者 平林純
発売日 2008-05-23

この本に関する書評

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Amazonレビュー

本書の副題には「『入門書』を読んでもわからないので直接質問しました」とありますが、
経済学の入門書を読んでないと、この本の言ってることが分かりません。

そのため、経済学に興味のある方は、しっかりと入門書を読んでから本書を読むことをおススメ
します。(入門 経済学とか。)

「それでは、本書は何の為にあるのか?」ということになりますが、本書の真価は入門知識を
一旦、打ち破り、応用経済学へ進む“ジャンピングボード”にすることだとおもいます。
11人の著名経済専門家に突撃インタビューをしているため、それぞれの方の問題意識や経済・
経済学に対するアプローチの違いなどが面白く学べます。

その上、入門レベルの知識があれば1時間もせずに読了できますので、今後、経済学を学ぶ
上での良い刺激になると思います。

私は、栗田先生と中村先生の語られた『万有引力は、(アダム=スミスの)“神のみえざる手”』
『アダム=スミスは、道徳哲学の先生。』というお話が面白かったです。よく言われている
ことですが、案外、この点は忘れがちなんです。その結果が新自由主義へとつながっていたり
・・と考え始めると、時間を経つのを忘れます。

最後に中村先生の一言から、「(スミスの言う利己心とは)見知らぬ他人が見たときにも納得
してくれるような利己心(なんです。)」(カッコ内補)

-ご参考にしてくださいまし-

【3考書】
アダム・スミス―『道徳感情論』と『国富論』の世界 (中公新書)(:今こそ、「道徳感情論」!)
思想としての近代経済学 (岩波新書)(:理論は人柄、国柄、時柄!)
「理系サラリーマン・・・」という点はさておき、要は経済学のことを何も分からない人間が専門家に経済を聞くという本。

題名・まえがきからして、素人が「いまいち分からないな」と心の中でもやもやさせていたような経済学的疑問をズバッと指摘し、
理系サラリーマンらしく論理立ててラディカルに質問するのかと期待し購入したが、無駄に理屈っぽいばかりで、
「経済学的質問」ではなく「経済という学問への質問」ばかりで何も面白くない。

裏表紙で国立理系院卒、現役エンジニアであることを高々と謳っているクセに
質問が「おカネってなんですか?」とか抽象的なことばかりだし、返答も
「そうなんですねぇ」「〜なんて驚きました(笑)」とか、まるで主婦向けコラム。もう少しマジメにやってほしい。

経済の知識が無いのはその通りだが、そもそも著者が対談に向いていなさすぎる。
せっかく専門家が、さらに深い話しを引き出せる糸口となる話しをしてくれているのに、「そうですか」で終わらせるとは。
よくもこの程度のインタビュースキルで出版へと踏み切ったものである。

コンセプトは非常に良いのに、なぜこんな内容で出版してしまったのだろう。
他の方もおっしゃるように、本当に「もったいない」書籍だ。
経済学がずいぶん解りやすく書いてあったかなと思います。今まで自分が読んだほかの経済学の本よりも日常の『なんで?』という部分を説明している気がしました。また、複数の経済学者が同じような問いに対して、逆の考え方をしている部分から、経済学の学閥みたいなのを感じました。

ただ、読みやすいから経済学の考え方を垣間見るのには適していますが、実践的なことが書いてあることを期待して読むとがっかりするかもしれませんね。
(個人的にはまあまあ面白かったです)
せっかくの日本の名だたる経済学者にインタビューする機会だったのに、
インタビューする側になんの問題意識もないから、グダグダになっている。
「経済学で戦争はとめられますか」という章なんて、戦争経済学流行りの昨今、
比較優位論や為替の話などを展開できたら、とても面白いものになるのに、
ネオコンが戦争をしたがるという凡庸な話を載せているだけ。。。

下手なインタビューとは、下手な対談まとめとは、という文章の勉強を
したい人には反面教師の一冊。
ペーパーバックスシリーズもそろそろネタ枯れだ!
私も他の方のレビュー同様理系サラリーマン11人が・・・・・。というように解釈しました。