情報

ニワトリを殺すな

ニワトリを殺すな

出版社 幻冬舎
著者 ケビン・D. ワン 高橋 裕ニ
発売日 2003-03

この本に関する書評

この本について書かれているページがありましたら、ご自由に登録して下さい。

Amazonレビュー

日本の現況を「哲学不況」すなわち、己の哲学を持たないまま生きる組織や個人が増えてきている。その結果、価値観を他人との比較の中に求めてみたり、他人に自分の価値観を依存したりする風潮が、我々の潜在的な不安心理となって現れているのではないか。

シンプルなストーリー形式で1時間もあれば読み終わる内容で、物足りなさも残るが、示唆するものは少なくない。
個人的には、本書の監修をつとめている高橋裕二氏著の「自分のために働け」も示唆に富むところが多くお勧めする。

本田宗一郎氏の言葉で今も心から離れないメッセージがある。

「人間は本来、夢や希望を抱いてその実現のために思考し、創造する自由で個性的な存在である。また、自立した個性を尊重しあい、平等な関係に立ち、信頼し、 持てる力を尽くすことで共に喜びを分かち合うことである。」

「企業は人間が主体である。人間を抜いたら何もないし、人間がその気にならなければ、何も始 まらない。それには、平等観というか、一人ひとりが大事にされているという実感が持てなければならない。」

「経営というものは、そこに働く従業員がどの ような考え方をし、どのように行動しているかが重要なのであって、常に人に焦点を合わせた経営をやっていかなければならない。」


さまざまな価値観を持った仲間が集まって、組織という有機体ができるとき、組織を支える哲学としてこれほどシンプルで深いメッセージはないだろう。
会議の運営に関して、
とても勉強になる本だと思います。

『ニワトリを殺すな』という変わったタイトルのため、
「売るために目立つタイトルにしたのかな?」と思いながら手にとりましたが、
実際に読んでみると、
「あぁ、ぴったりなタイトルだな。」という感想になりました。

欲を言うなら、もう少し小説としての面白さを重視し、
成り上がっていく様子などを詳しく書いてもらいたかったです。

軽い内容ながら、得るものがある本でした。

評価は星4つです。
当たり前に感じる人もいるだろうが、人を責めるしかしなかった私には、目からウロコ。明日から実践したい。
「どんなにいいアイディアがあっても、時間というタイミングがずれればそのアイディアはタダ同然になってしまうんだ」というコメントは、あたりまえのこととはいえ、こうして文章として読むことで、キチンと認識できたことは収穫でした。それ以外の部分は、私にとって得るところはありませんでした。技術開発などに携わっている方には、面白い本になるのかもしれません。
「ニワトリを殺すな」初めこのタイトルの意味が判りませんでした。
「ニワトリは、群れの中の1羽が寄ってたかって傷をつついて殺してしまう。」そうです。
これを会議の戒めとして、会議室の入り口に、「Don't kill a cock」と貼り出してある。
これが実話か否かは不明ですが、大事な考えだと思いました。
これを読んだ時に、単に会議だけではなく、社会全体の風潮がそうなっているという感じがしました。
時間が勝負という考えも、ビジネスだけではなく、まさに人生に当てはまる考えです。
本田宗一郎の考えを手軽に読むことが出来る本でした。