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自分をグローバル化する仕事術

自分をグローバル化する仕事術

出版社 ダイヤモンド社
著者 天野 雅晴
発売日 2008-08-29

この本に関する書評

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Amazonレビュー

第5章のチャンスをつかむルール以外の章は別のビジネス本で読んだ内容とほぼ同じであった。ただ、初めてビジネス本を読む方にとってはわかりやすく要点がまとめられていると個人的には思う。
この本、たとえばイザヤ・ベンダサンの「日本人とユダヤ人」と、どう質的に違うの?っていう感じ。結局は、シリコンバレーでの体験をすべてであるかのように、また言葉面は多様性を重視するように書いてはいるが、結果的には一元的で一方的な主張になっているという多少イタイ本。
進んだ西欧、遅れた日本、日本は西欧にキャッチアップしないといけないと壇上段に語るやり口は、明治以来の伝統に則った、いわば”古臭い”本でもある。ルース・ベネディクトの「恥の文化」「罪の文化」も、彼女が使った文脈とは無関係にステレオタイプに利用しているだけだし。
登場するのも、アメリカ(東海岸の一地域)と日本だけで、この二項対立で話をすべて裁断しているので全然「多様」じゃないんだけど。中国やヨーロッパにもこの「グローバルな世界標準の仕事のルール」は通用するの?彼らに語ってらどういう反応が返ってくるのだろうか?また、日本とアメリカの文化比較的な記述も、たとえば「ラーメン屋vsマクドナルド」ほど捻ったものではなく、自己の経験談を客観的な真実であるかのように語るだけの安直なステレオタイプでしかないし。
日本の特質は、あるときには強みにもなるし弱みにもなるもので、結局TPOやトレードオフの問題なのでは?そもそも長所を伸ばした方がいいと後半でも述べていなかったっけ?結果的に角を矯めようとしているだけなのでは?そういう点を語ろうとしない著者自体がとても非多様な考えの持主だと思える。

正直この手の上から目線の本は好きではない。
 ビジネスの現場での経験が豊富であるからこそ語れるエピソードやアドバイスが盛り込まれているし、良書の部類に入るとは思うし、若い人には有用な情報かもしれない。「お忙しい」による誤解や、即断即決は本当にそうだと思いますが、脳神経の専門家でもないのに「右脳」「左脳」について微妙に断言こそ避けてはいるものの、血液型による性格分析ていどのことに紙数をさくのはどうかと思う。
 アメリカは多様だと言うが、インターステート(国道)を降りるとどこの土地でも同じファーストフード・レストランが並んでいるような国がそんなに多様なのだろうか?大企業でもベンチャーでも株式上場する国よりも、サントリーのような有名非上場企業が存在する日本のほうが多様だと言える部分もあるのではないだろうか?
 日本人にも「真のリーダー」になれ、と語る著者の情熱には敬意を示したいが、よくも悪くも記者クラブ制度や経団連のような組織があり、監督官庁との連携を求められる日本のビジネス界を知っていてそう主張するのであれば、もうちょっと責任あるロジックと方法論を展開されたほうがロジカルだし、説得力があろうというもの。
 シングルタスクの部分で、日本人が会議中に議題を行ったり来たりして集中力に欠けるような行動に苦言を呈するのはもっともだが、アメリカが多様性を重んじるのであれば、外国人である日本人にアメリカ人と同じ行動パターンを求める行為こそ非難されるべきとすべきではないのだろうか?日本は「ぶらさがり」文化です。記者会見後に記者会見で意見を述べた参加者に「真意のほどは?」と訊くのが日本人。そういった西洋人と日本人との間に、ビジネス感覚の違いがあると説くのは有益なことではありますが、英語を話せない日本人にすべてを理解しろ、というのは無理な話ではないだろうか?無理だと知りつつ、あえて日本語でこういうことを述べてアメリカ側と日本人クライアントを疑似理解から契約へ持っていく手法は、本当にコンサルタントらしい。(某大手広告代理店の手法でもありますが。)

This book for the Japanese readers titled "Work Techniques to Make Yourself Globalized" comes with stories and advice from the author Masaharu "Hal" Amano. It is not a bad book at all. In fact, I believe it is a useful and insightful book for young Japanese business people. i really do find it true when he talks about an episode between a Japanese executive visiting the USA to meet his counterpart at a US company only to generate miscommunication because he used the word "busy" to express his gratitude, which was incomprehensible for the American executive. Same for his argument that we'd be better off by making snap decisions. I find his take on right brains and left brains, however, disturbing. He is not a medical expert. That's what he have heard or read, not from his firsthand experiences or lab testings. This is supposed to be a book on business, not on fortunetelling or zodiacs.

Mr Amano claims that the USA is a country with diversity and the Japanese should appreciate, respect and follow her steps. To me, it's too much of imperialism and colonialism. American companies, big or venture capital, list their stocks in the market. How diverse. In a respect, Japan is much more diverse business ground with a high-profile but stock-unlisted company like Suntory. If Mr Amano truly believes the USA is a diverse country, he needs to explain why we find same fast food restaurants over and over along the Interstate routes.

He tells the Japanese to be "true leaders." Fine. I agree, but Japan is a country where you find an organization like Keidanren to be friends with the government regulators. I believe Mr Amano should be more responsible and logical in his argument, if he really believes and encourages his Japanese readers to be "true leaders."

In a chapter on his "single task" argument, his complaint against Japanese business people going back and forth between agenda items during a meeting is true. If he really respects diversity, however, he should not ask only Japanese to be complaint with their American and international counterparts. It is puzzling to read a book by a Japanese author telling his Japanese readers that they are not good enough because they don't behave like Americans. Of course, as a business consultant, he knows the way to make his American and Japanese clients to form a pseudo understanding and agreement for contract signing.

I still wonder if he wanted to deliver a discourse or sales pitch in this book.
 読みやすいです。

 読者である日本人への愛情を感じる1冊で、単なる海外文化の押しつけや著者の武勇伝などで終わることのない地に足のついた内容です。ただ単に海外の真似をすることを押しつけるのではなく世界の舞台で通用する「本物」になってほしいという情熱をひしひしと感じました。

 オリジナリティある本格的な内容ですのでぜひ一読ください。おもしろく読めました。
 非常に読みやすい本で1日もあれば、十分だと思います。所々に太線
が引かれているので、そこだけを拾い読みして後は章ごとのポイントの部
分を読めば論点がわかるようになっています。

感銘を受けたところ

P.61 アメリカの教科書は写真や図解が少なく、大量のテキストが並んでいる。

 最近、海外の大学でFMの講義を聴いていたときに感じたことがあ
ります。それは、プレゼンのほとんどが文字で説明されていることでした。
講義が英語だったこともあるのですが、非常に分かりにくく、「何で写真や
図解やグラフを使わないのだろう?」と思っていました。写真を使う場合は
ほとんどが意味のない写真で、背景のようなイメージばかりで逆に「この写
真は何か意味があるのだろうか」と悩んでしまうことが多かったです。

 著者によると、アメリカではロジックを大切にするので、文字で順番に説
明をする必要があるとのことでした。また、日本人は右脳で判断し、アメリ
カ人は左脳で判断すると書いてあります。個人的には逆のような気もします
が、日本人はロジックよりも全体の雰囲気や周りの意見、慣例、上司の意向
などのエモーショナルな面を重視しているとは思います。

 結論としては、右脳で全体像をとらえて、図や表に表してから左脳を使って
ロジック展開を明確にして、それをテキスト化するのがいいようです。やはり、
第一印象としてはビジュアルを重視して、その後それをロジックで補強する
方法がいいようです。最初からロジックだけだと中々取っつきにくいです。

 日本では、PPTでアニメーションや音楽などを使って、非常に美しい資
料を作成する人が結構いますが、終わった後、「結局何が言いたかったのだ
ろうか?」ということがあります。

 まずはいいたいことがあって、それを分かりやすくするために写真やアニ
メーションを使うのが本質だと思います。一般的に綺麗なPPTを作れば、
それで完了となってしまう風潮はよくないと思いました。