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人を大切にして人を動かす―企業風土が変われば会社は伸びる!

人を大切にして人を動かす―企業風土が変われば会社は伸びる!

出版社 東洋経済新報社
著者 和地 孝
発売日 2004-06

この本に関する書評

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Amazonレビュー

著者の和地会長がどのようにしてテルモ株式会社を再生していき、さらにいろいろな壁を乗り越えたのかが書いてあります。
人を大切にすることは、相手の立場に立って相手を思いやる事が一番なんだと実感しました。
テルモはかつて80年代中頃までに急成長をとげ、1000億円の売上げを上げる程になったが、90年代に入る寸前から売上げの伸びがとまり、高原状態にはいった。時を同じくしてバブルが弾け、カリスマ経営者であった当時の社長の負の影響も現れ、社員たちは指示待ち人間になり、社内の組織の活力はそがれた。

そんな状況の中で本書の筆者でもある、元富士銀行の役員もされた和地さんが畑違いのテルモを再生させるために同社に招聘され、苦難の末に変革を遂げていく過程が描かれている。この変革が奏功して、同社は和地さんが就任してから現在まで12年間連続で増収増益を達成し、2000億円の大台を超えるに至ったのだ。

おそらく現在の日本にはかつてテルモが経験したような状況に直面している企業は少なくないはずである。そういう企業を立て直さなければならない経営者の方たちに参考にしてもらいたい書物である。また、企業再生のテーマに興味を持つ方、会社を経営してみたいと思われている方も参考にできる書物だと思います。

著者は折にふれて、「人は財産でありコストではない」と言い続けているそうだ。
昨今、コスト削減という名のもと、簡単にリストラするし、中小まで成果主義を導入しはじめている。
でも、それで本当に増収につながるかというと、そういうものではない。
この本を読んで、改めて、そう確信した。

著者の和地孝さんは、現在、テルモ株式会社の会長。

平成7年に著者が社長に就任するまで、連続赤字に苦しんでいた会社を大きく改革し、連続増収・過去最高益更新を達成している。

この本では、実際に成果をあげた著者の「人の心を動かす」経営を初公開している。
ぜひ多くの経営者に読んで欲しい1冊だと思う。
そして、どう取り組めば「社員のヤル気」の火をつけることができるか、考えて欲しい。

でも、私のような人間が読んでも、経営者にならないと実践できないので、☆は4つ!