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人材開発マネジメントブック―学習が企業を強くする
出版社 日本経済新聞出版社 著者 福澤 英弘 発売日 2009-02
この本に関する書評
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Amazonレビュー
人材開発担当者はもちろん、人材開発に関心のある全ての方に読んでいただきたい。著者の長年のノウハウと知見がぎっちりつめこまれており、大変良心的な本だと思う。理論と実践どちらの視点で読んでも、きわめて納得性が高い。今まで、ここまで体系的に人材開発を真正面から取り上げた本はなかったと思う。画期的な著書である。
会社を発展させるにはどうしたらいいか?経営者は昼夜を問わずこのことを考えているものです。私も含め多くの中小企業の経営者はいかにうまく商売を成立させてゆけるかを考えている時間が多いと思います。いかなる商品か?マーケットは?値決めは?などと…。本書はそんな経営者に別の角度で自らの事業をとらえるヒントを提示してくれています。「人材開発」という切り口で経営を考えてみると、日々思いを巡らせていた商売のことであっても、「人」を通してディテールを踏まえた視点で解に導かれるかもしれません。「人材開発なんてまだ先…」とお考えの経営者にも、私の感じたことを共感してもらえるかもしれません。
タイトルを見ると、人事部がどう研修プログラムを組むのか、という内容に見えるかもしれない。実際、第2部「人材開発の実践」は、筆者が過去、さまざまな企業で実施してきた経験があるからこそいえる研修計画づくりが解説されている。
だが、本書は単なる研修プログラムづくりの本ではない。それは、背景に学説や企業家の体験を元にした理論が存在するからだ。それが第1部「人材開発の理論」である。第1部は、第2部と違い、海外企業と日本企業のHRMに対するコンセプトから学習理論、キャリア開発など、HRMを考えるときに避けて通れない基本的事項を網羅している。
ビジネス書というよりは、専門書(大学の先生が書いたものではなくても、ここまで体系立っていれば、十分に専門書だと思う)に近いので、少し難しいかもしれない。また、人事部とかに所属してなければ、興味を持てないかもしれない。だが、会社がどのような目的でHRMを行っているのか、経営者なら人材をどう活かすべきか、といった視点を養うには最適である。
だが、本書は単なる研修プログラムづくりの本ではない。それは、背景に学説や企業家の体験を元にした理論が存在するからだ。それが第1部「人材開発の理論」である。第1部は、第2部と違い、海外企業と日本企業のHRMに対するコンセプトから学習理論、キャリア開発など、HRMを考えるときに避けて通れない基本的事項を網羅している。
ビジネス書というよりは、専門書(大学の先生が書いたものではなくても、ここまで体系立っていれば、十分に専門書だと思う)に近いので、少し難しいかもしれない。また、人事部とかに所属してなければ、興味を持てないかもしれない。だが、会社がどのような目的でHRMを行っているのか、経営者なら人材をどう活かすべきか、といった視点を養うには最適である。
この本の前半は、人材、組織開発にまつわる名著のサマリーだ。とはいえ、たんなる要約ではない。著者の思想が反映された、研究論文によくある「リテラチャーレビュー」として十分通じる内容だ。とはいえ、研究論文ではない。語り口といいうか、文書は非常に平易。確立された理論が、むしろ実務のマネージャー(人事だけではない)が「うんうん」とうなづけるような内容に仕立て上げられている。
なんだ、全篇通して理論やコンセプトかというとそうではない。後段は、むしろ実務者として研修を企画、運営する人間にはありがたくなるようなノウハウを提供している。やった人にしかわからない、細かいところも含めて、かなり参考になる。
個人的には「メタ」という考え方を人材開発に取り入れているところが秀逸。実際自分自身が、メタ認知こそ「大人」「よくできたマネージャ」の基本だと思っており、むしろ「やられた!(先に書かれた!)」という感覚に近い。
欲を言えば、筆者も補講で触れているが、人材開発だけでなく組織開発にも触れてほしかった。ビジネス本であるから、個人(人材)は常に組織に在る「人在組織」だ。とすると、組織という単位での開発にふれざるを得ないはずである。。。まぁそうすると、アインシュタインも夢見た統一場理論のように話は膨らむばかりだから、読者視点で考えれば人材開発にフォーカスされておりこれでよいのかと思う。
とはいえ、この本のタイトルだと人事関係者、研修担当者や運営会社、コンサルタントのネタ本になって、それ以上の読者に広がらない。前半だけとれば、むしろ経営者、中間管理職にこそ参考になるというのに・・・。
なんだ、全篇通して理論やコンセプトかというとそうではない。後段は、むしろ実務者として研修を企画、運営する人間にはありがたくなるようなノウハウを提供している。やった人にしかわからない、細かいところも含めて、かなり参考になる。
個人的には「メタ」という考え方を人材開発に取り入れているところが秀逸。実際自分自身が、メタ認知こそ「大人」「よくできたマネージャ」の基本だと思っており、むしろ「やられた!(先に書かれた!)」という感覚に近い。
欲を言えば、筆者も補講で触れているが、人材開発だけでなく組織開発にも触れてほしかった。ビジネス本であるから、個人(人材)は常に組織に在る「人在組織」だ。とすると、組織という単位での開発にふれざるを得ないはずである。。。まぁそうすると、アインシュタインも夢見た統一場理論のように話は膨らむばかりだから、読者視点で考えれば人材開発にフォーカスされておりこれでよいのかと思う。
とはいえ、この本のタイトルだと人事関係者、研修担当者や運営会社、コンサルタントのネタ本になって、それ以上の読者に広がらない。前半だけとれば、むしろ経営者、中間管理職にこそ参考になるというのに・・・。
著者は日本屈指のビジネススクールでオーガニゼーション・ラーニングの責任者として数多くの人材育成・組織開発に携わった、その分野では第一人者。現在は企業の人材育成部門と研修講師とをネット上でマッチングさせる斬新なビジネスを展開している。本著は人材開発理論(経営・人事企画部門向け)と、人材育成実践法(人材教育部門向け)について書かれているが、私(人事コンサルタント)的には後者が強く印象に残った。すぐに活用できる実践的なノウハウがきっしりと詰まっており、企業や現場で人材育成に関わる方には、是非一読をお奨めしたい。非常にコストパフォーマンスが高い一冊。