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ハリー・ポッター大事典II ~1巻から7巻までを読むために~

ハリー・ポッター大事典II ~1巻から7巻までを読むために~

出版社 原書房
著者 寺島 久美子
発売日 2008-04-15

この本に関する書評

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人名・魔法名・アイテム・地名の詳細な解説、その由来などはもちろん、
よくなぞらえるアーサー王伝説についても紹介されていて、
英国の歴史、習慣、食生活などを知るのにも役立つ、
『ハリー・ポッター』ファンだけにはもったいないぐらいの情報量があります。
シリウスの母の名前、トンクスの出身寮など、
作品中に出てこないものまで載っていて楽しめました。
大事典の名はダテじゃありませんでしたよ。
イニシャルぞろえなどが有名ですが、ローリングの言語センスは本当にユニークで面白い。

以下、余談になりますが、私は7巻を原書で買って読みました。
日本語版より遥かにシンプル、かつユーモラスな分かりやすい文章に魅了されました。
現代イギリス英語の勉強にもなりましたし。
高校で習った程度の語学力で大丈夫ですから、
第7巻は絶対に原書で読むことをオススメします。
日本語版は色々と大事なものをぶち壊しにしてくれてるので(泣)
(ハーマイオニーやスネイプの重要な台詞とか…。枚挙に暇がありません。
他にも、ニワトコの木の英名Elderには「古い」という意味があるので、
あの杖だけは、『エルダーワンド』と呼ぶべきだったと思うのですが…?)

ハリーポッターシリーズは一巻から最終巻まで持っていますが、どんどん話が進むにつれ忘れてしまった名前や場面などなどをちょっと思い出すのに便利かなぁ〜くらいの軽い気持ちでこの本を興味半分購入してみました。
関連書なんて全てハリーポッター人気にあやかった愚作だと決め付けていた自分が恥ずかしいくらい、この本には感動しました。

一番のおすすめは主要人物たちの項目の詳しいことです。一人一人のちょっとした伝記になっているのが感動でした。人物をよく理解すればいっそう物語も深いものになります。

読書中に忘れてた呪文や人物を調べるのはもちろん、この本だけを最初から読んでもおもしろいので知人に薦めまくってます。
大辞典Iも持っていますが、7巻発売の前に大辞典IIを購入しました。

さすがに6巻まで読むと、登場人物も多くなり、「この人誰だっけ?」という場面も多々あります。
そんな時には、この一冊。もやもやもスッキリ。

さらに、呪文などの造語、人名に至るまで、英語・フランス語・ラテン語の由来が紹介されていて、
ローリング氏の言葉の選び方・使い方には、ただただ驚きです。
今まで、何も知らずに読んでいた自分が恥ずかしい!

この一冊でハリポタワールドをより深く堪能できます。
どっぷり浸かりたい人にお勧めの本です。

ちなみに、大事典Iでは、「ダドリーの愛称」、
大事典IIでは、「ウィーズリー・ウィザード・ウィーズ商品リスト」がツボでした。
4巻までの「大辞典」は既に持っていたのですが、5巻以降にも新しいキャラクターや呪文、アイテムなどがたくさん登場しているため、全巻の内容が紹介されたこの本はかなりありがたいです。この本が発売された時点では、日本語版第7巻は未刊のため、未読者を考慮して最終巻のみ別項目で紹介しています。
最終巻UK版を買ってはあるものの、分からないところが多くて挫折していたので、これを片手に再挑戦してみようと思います。