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世界で一番の贈りもの

世界で一番の贈りもの

出版社 評論社
著者 マイケル モーパーゴ
発売日 2005-11

この本に関する書評

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Amazonレビュー

戦争で戦うのは、戦闘服を着させられた市民。
本当は心から平和と愛を祈っているはずの人間同士がどうして戦わなければいけないのか、そんな当たり前の疑問を強く抱かせてくれます。
愛する人がいる人、愛したことがある人、愛されたことがある人、愛を感じたことがある人ならだれでも胸に響いてくる本です。
とても短い本ですが、訴えかけるものは大きい、つい大切な誰かにプレゼントしたくなる本です。
1914年クリスマス。第一次世界大戦の最前線にいる夫が最愛の妻に宛てた手紙には、兵士達が起こしたある奇跡が綴られていた。

正式な記録には残されていないクリスマス休戦。
この作品は、戦争と言う悲惨な現実の中の、束の間の奇跡のような安らぎだけを切り取って描いています。
だからこそ、戦争の悲しさ、愚かさがより強く伝わってくるように思います。
この奇跡の後、兵士達がどんな思いで互いに銃口を向けあったのか。
それを思うと本当に胸が痛みます。
彼らの願いを、祈りを、決して忘れてはいけない。心からそう思いました。
一人でも多くの方に読んでいただきたい、そして憶えていていただきたい作品です。
平和を愛する現代英国の児童文学作家モーパーゴが2004年に著した史実に基ずく感動の物語です。1914年のクリスマスの日に第一次世界大戦の戦場で英独両軍の若き兵士たちが自発的に一時休戦を呼びかけて束の間の平和を味わった、という心温まる史実が愚かで悲惨な戦争の中で人間の善意が存在する事をもう一度信じさせてくれます。若き兵士である夫が妻に出した手紙が素直な感動を生き生きと伝え、来年のクリスマスまでには帰れるだろうと明るい見通しを語りますが、結局それが最後の手紙になってしまいます。物語の書かれていない部分で、夫の兵士には過酷な運命が襲い掛かったに違いなく、喜びの影に隠れた悲しい真実として決して忘れてはいけないと思います。数十年の時を経て手紙が見つかり、あの頃の若い夫に似た優しい青年が手紙を携えて、おばあさんとなって老人ホームで暮らす嘗ての妻を訪ねる奇跡は著者ならではの温かい心がこもった素晴らしい演出でしょう。忘れてしまいたい戦争の悲惨さとは別に人々に心安らぐ人間性を感じさせてくれるこの貴重なエピソードは、未来に向けて人間の善意があれば戦争は何時かなくなるという思いを強く抱かせる時代を超えて永遠に語り継がれて行く奇跡の物語だと思います。
皆平和を望んでいます。たとえ最前線で攻防を繰り広げる兵士であっても。
あとがきを読んでいて、クリスマス休戦が実際にあったということに驚いたと同時に、何てあったかいんだろうと思いました。
そして、最後の奥さんが夫に話しているところがとても愛しくて切なくて涙が出てきました。
今、こういう時代だからこそ、こどもにも大人にも手にとってもらいたい。そんな風に思える絵本でした。
秘密のひきだしで見つけた一通の手紙。最前線で戦う兵士が妻にあてたその手紙には…
1914年のクリスマス。ドイツとイギリスの凍てつく西部戦線。一人の兵士が叫んだ。「敵の塹壕に白旗が!」…。戦場の最前線で起きた奇跡。この物語は、第一次大戦中の1914年のクリスマスに前線各地で起こった実話に基づいている。

非公式記録では、戦前での兵士達によって行われたクリスマス休戦って実際にあったんですね!
前線の兵士達は戦争を望んでたわけではないことがよく分かります。
素敵なお話だったんですが、絵が色は綺麗だけれど軽いというか、子供っぽいというか。それにつられてお話も軽く見えてしまったのが残念です。なので星は4つ。