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上司という仕事のつとめ方

上司という仕事のつとめ方

出版社 実務教育出版
著者 松山 淳
発売日 2008-09-12

この本に関する書評

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Amazonレビュー

今までのリーダ本とは違い、優しい語り口で、提案するような感じで非常に受け入れやすかったと思います。最初と最後で、完璧な人なんていない、という言葉に安心させられます。
内容も、確かにそうだ、と納得がいく内容が多く、その場では、実践してみよう、と思うものがいくつかありました。
ただ、リーダーとして辛い思いをして何とかしたいと思って手を取る場合と、リーダーに疲れ果てて救いを求めて手に取る人がいると思いますが、パワーを少し失っている人が、心理的にまず元気が出て、やってみよう、となるような内容がもう少しあるといいと思いました。
本書は、リーダーのストレスを解放してくれる本です。

著者の松山さんは「はじめに」で次のように宣言しています。

   巷にあふれる上司が手にする本は「リーダーシップ」
  「マネジメント」関係のものを含めて、最終的には
  「もっと強くなれ、もっと有能になれ」とばかりに、
  上司としての完璧さを求めるようなものばかりです。
   完璧な人などいません。
   完璧な上司もいません。
   人は、ときにどうしようもなく弱くなる存在です。

松山さんは、次のように語りかけます。
- カリスマ上司になんてならなくていい
- 嫌いな部下がいるのは普通のことです
- できる人もできない人もいるのが職場です
- 上司だって「やる気」を失うときがあっていい

ときにヘルマン・ヘッセやドストエフスキーのことばを引きながら、松山さんは心の奥深くに励ましを送ってくれます。

歯をくいしばってガンバっている人は、本書のことばに心をわしづかみにされて、ぐっと来てしまうかもしれません。

そんな時は、無理せず泣いてしまいましょう。
松山さんも言っています。
 「つらいときには、泣くのが一番。
  涙は、そのためにあるのです。(中略)
  人は、毎日、毎日、前向きに生きられる動物では
  ありませんし、そんな必要もありません。
  いつも笑顔じゃなくたっていいんです」

第5章には、問題ある職場の例が、これでもかというくらい登場します。
部下を潰してしまう上司、会話のない職場、中年管理職の心の危機など、悪い例がたくさん登場します。
この章を読んでいて、私は不思議な安心感を覚えました。

ひとつは、「自分の職場は、ここまでひどくない」という安堵。
もうひとつは、「どんなにひどくなったとしても、何か打つ手はある」という安心感です。

「プラス思考」が強調されすぎる時代に一石を投じる一書です。
帝国ホテルのエグゼクティブラウンジで、友人達と出版記念講演会、その後中国飯店でわいがや食事会を著者と行った思い出に残る一冊です。

僕も海外勤務や東京での外国人とのやり取り、尊敬出来る上司や部下、クライアント、ぎょっとするようなクライアント、上司や部下などと10年以上良い時期悪い時期を過ごしてきました。

同世代の団塊Jrの30代の世代にとても染み入る心の薬になると思います!

前を向いて歩いている人が、ふと後ろを向いた時に微笑む存在でいたい!と標榜している松山さんならではの感性で今までのご縁の方たちの具体例が散りばめられています。

100年に一回の金融危機の今是非手にとって欲しい本の一冊だと感じています!
 常に「成果」を求められる今日。
最短の成果を得るための出版が多く見受けられる。
時代の流れといえば、それまでかもしれないが
本質を見失っている気がする。

著者の松山 淳氏は我々が見失っている本質を
気付かせようとしているかもしれない。

数多くのインタビューの積み重ねなので
言葉に重みがあるが、やさしく語りかけてくれる。

しかし、決して答えを突き詰めようとしているのではなく
自分自身を見つめるよう、うながしている。

心理カウンセラーとしての側面も如何なく発揮されている。

この本を会社の引き出しに置いておくことで
自分自身の「よりどころ」になると思う。
さまざまな職場で苦労されている上司。


その上司に対して、
著者である松山さんは「ああしたら」とか「こうしろ」などとは決して言わない。
ただ、真剣にその人の話を聞き寄り添う。


そんな著者の人柄が文体から滲み出ているように感じる本です。


傍らに置いていて、ふとしたときにぱらぱらとめくってみる。
それにより、力づけられるかもしれません。