情報
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水の未来 世界の川が干上がるとき あるいは人類最大の環境問題
出版社 日経BP社 著者 フレッド・ピアス 発売日 2008-07-24
この本に関する書評
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Amazonレビュー
私が無知だったのでしょうが、世界の水問題がこれほど深刻だとは…
この本で初めて知り、大変ショックでした
これにつられて
日本から水がなくなる日も読んでみましたが
こちらは自民党の調査委員会「水の安全保障研究会」のレポートを
著者が一般人にもわかりやすくまとめた本です
こんな研究会があるとは、政治家も全く仕事をしてないわけではなかったのですね
いずれにせよ水問題は、個人がどうこうできるレベルの話ではないのですが
それぞれが問題意識を持つことは大変重要ではないでしょうか
読むと眉間にしわが増えてしまいそうですが
ぜひ多くの人に読んでもらいたい本です
日本における水文学の第一人者沖大幹氏による解説も素晴らしい
この本で初めて知り、大変ショックでした
これにつられて
日本から水がなくなる日も読んでみましたが
こちらは自民党の調査委員会「水の安全保障研究会」のレポートを
著者が一般人にもわかりやすくまとめた本です
こんな研究会があるとは、政治家も全く仕事をしてないわけではなかったのですね
いずれにせよ水問題は、個人がどうこうできるレベルの話ではないのですが
それぞれが問題意識を持つことは大変重要ではないでしょうか
読むと眉間にしわが増えてしまいそうですが
ぜひ多くの人に読んでもらいたい本です
日本における水文学の第一人者沖大幹氏による解説も素晴らしい
「いい本だからこそ翻訳される」とシンプルに受け止められる良書。温暖化や環境問題の影響を実際に目にすることの出来る現場として地球上の干上がった川を取り上げ、長年に渡る正確な取材によりその深刻な現実をレポートしている一冊。地球規模での水危機の問題の事例集的な一冊で、地球環境問題としての水問題を理解する上で是非多くの人に読まれたい内容。
洞爺湖サミットで、地球環境問題に対する世間の意識は、非常に高まりました。しかし、残念ながら、いま環境問題とは地球温暖化問題なのだ、と多くの人が思っています。実は、人類にとって最も深刻かつ緊急の環境問題とは、「水の危機」なのです。
本書では、いま世界中でおきている「水の危機」の現状を詳細にレポートし、その原因を追いかけています。
著者のフレッド・ピアスは、英国の著名な環境ジャーナリストで数十年にわたって、この「水の環境問題」について追いかけてきている。本書は、著者の「水の環境問題」に関する集大成であり、また、現時点で、最も良質かつ重要な環境問題の入門書である。
なぜ、「水の危機」が人類最大の環境問題なのか。著者は具体例を引きながらこう解説します。
すなわち、水の環境問題は、人類の食糧問題と直結している。まさに、「いますぐに解決しなければ、人類の滅亡と直結する」のです。ちなみに、「地球温暖化」は、気候変動をもたらすため、地域によっては雨不足を招き、この危機の拍車をかける可能性がある、というわけです。一方で、地域によっては、大雨や台風が頻発するようになり、河川流域や海岸低地の都市が、深刻な水被害に合うケースも増えてきています。
著者は以上の「水の環境問題」について、水文学の見地から、詳細なレポートをベースに冷静な分析を行い、処方箋を探ろうとしている。
なお、本書の解説では、日本における「水の環境問題」の第一人者、沖大幹東京大学教授が「日本と水の環境問題の関係」について執筆している。こちらも、水の環境問題を考える上で必須の参考文献であろう。
本書では、いま世界中でおきている「水の危機」の現状を詳細にレポートし、その原因を追いかけています。
著者のフレッド・ピアスは、英国の著名な環境ジャーナリストで数十年にわたって、この「水の環境問題」について追いかけてきている。本書は、著者の「水の環境問題」に関する集大成であり、また、現時点で、最も良質かつ重要な環境問題の入門書である。
なぜ、「水の危機」が人類最大の環境問題なのか。著者は具体例を引きながらこう解説します。
すなわち、水の環境問題は、人類の食糧問題と直結している。まさに、「いますぐに解決しなければ、人類の滅亡と直結する」のです。ちなみに、「地球温暖化」は、気候変動をもたらすため、地域によっては雨不足を招き、この危機の拍車をかける可能性がある、というわけです。一方で、地域によっては、大雨や台風が頻発するようになり、河川流域や海岸低地の都市が、深刻な水被害に合うケースも増えてきています。
著者は以上の「水の環境問題」について、水文学の見地から、詳細なレポートをベースに冷静な分析を行い、処方箋を探ろうとしている。
なお、本書の解説では、日本における「水の環境問題」の第一人者、沖大幹東京大学教授が「日本と水の環境問題の関係」について執筆している。こちらも、水の環境問題を考える上で必須の参考文献であろう。
現代の日本では、「水」と言えば夏の渇水の話題は上ることはあるが、それもごく一時的なもので、普段はあまり意識せずに、事実上使いたい放題である。
ところが、世界に目を向けると、大変な事態が進行している事実に驚かされる。
本書は、水をめぐる世界各地の現状を、著者のフィールドワークを通じて明らかにし、地球温暖化にある現代の水資源の課題を浮き彫りにしていく。
10年間かけて出来上がった本だけに、その内容は詳細かつ具体的である上に、説得力がある。
それにしても、現代の科学技術を駆使した巨大プロジェクトによる水の管理はいかにもろいものか、いくつもの事例をあげて我々に示してくれる。インダス川に作られたダムと灌漑設備による塩害と三角州の消滅。アメリカとメキシコの国境に流れるわすれらた川と呼ばれるリオグランデ川。「共有地の悲劇」にあるインドの地下水。リビアが巨費を投じて作った不完全な水のパイプライン。国際援助によって作られた井戸によるフッ素とヒ素により汚染された水により体を蝕まれているインドやバングラデシュの人々。供給量よりも遙かに多くの取水により枯渇しつつある帯水層の地下水。上流地域の灌漑により減少し続ける野生動物の楽園であった湿地帯。ダムができて返って氾濫するようになったチャド湖周辺。灌漑のために作られたダムのために乾燥地帯になってしまったアフガニスタン。中国によって造られたダムにより魚が捕れなくなったメコン川。一年に10センチずつ川底が上昇し、大惨事がいつ起きてもおかしくない黄河流域。などなど。圧巻は、地図から消滅しつつあるアラル海である。旧ソ連が綿花を栽培するために上流地域から取水して運河を造ったために干上がってしまったものだが、すでに塩害で綿花栽培は失敗しているという。これ以外にもいくつもの事例が語られる。
いくつもの悲劇的な現実を示した後、本書の最後になって、いくつかの解決策のヒントが提示される。
その一つは、中央アジアに見られる「カナート」と呼ばれる古代から続く地下水の利用技術。洪水を避けるために、湿地帯を作って自然に近い状態にしたり、透水性舗装などを行ったりする事例。雨水を集める古来からの方法。点滴灌漑などの水の有効利用などなど。
人間は自然を征服しようとしてはいけない。自然とともに共生することこそが、持続可能な社会につながる唯一の道ではないかと考えさせられた。
ところが、世界に目を向けると、大変な事態が進行している事実に驚かされる。
本書は、水をめぐる世界各地の現状を、著者のフィールドワークを通じて明らかにし、地球温暖化にある現代の水資源の課題を浮き彫りにしていく。
10年間かけて出来上がった本だけに、その内容は詳細かつ具体的である上に、説得力がある。
それにしても、現代の科学技術を駆使した巨大プロジェクトによる水の管理はいかにもろいものか、いくつもの事例をあげて我々に示してくれる。インダス川に作られたダムと灌漑設備による塩害と三角州の消滅。アメリカとメキシコの国境に流れるわすれらた川と呼ばれるリオグランデ川。「共有地の悲劇」にあるインドの地下水。リビアが巨費を投じて作った不完全な水のパイプライン。国際援助によって作られた井戸によるフッ素とヒ素により汚染された水により体を蝕まれているインドやバングラデシュの人々。供給量よりも遙かに多くの取水により枯渇しつつある帯水層の地下水。上流地域の灌漑により減少し続ける野生動物の楽園であった湿地帯。ダムができて返って氾濫するようになったチャド湖周辺。灌漑のために作られたダムのために乾燥地帯になってしまったアフガニスタン。中国によって造られたダムにより魚が捕れなくなったメコン川。一年に10センチずつ川底が上昇し、大惨事がいつ起きてもおかしくない黄河流域。などなど。圧巻は、地図から消滅しつつあるアラル海である。旧ソ連が綿花を栽培するために上流地域から取水して運河を造ったために干上がってしまったものだが、すでに塩害で綿花栽培は失敗しているという。これ以外にもいくつもの事例が語られる。
いくつもの悲劇的な現実を示した後、本書の最後になって、いくつかの解決策のヒントが提示される。
その一つは、中央アジアに見られる「カナート」と呼ばれる古代から続く地下水の利用技術。洪水を避けるために、湿地帯を作って自然に近い状態にしたり、透水性舗装などを行ったりする事例。雨水を集める古来からの方法。点滴灌漑などの水の有効利用などなど。
人間は自然を征服しようとしてはいけない。自然とともに共生することこそが、持続可能な社会につながる唯一の道ではないかと考えさせられた。
TVAで有名なテネシーで生活したり、海水淡水化の逆浸透膜開発を身近に見てきたものとして水問題の全体像を掴むために有効であった。
世界中の水問題を精査した書籍である。
鳴り物入りでダムを作ってもその運用の難しさを改めて知らされた。CMに踊らされて、ペットボトル入りの名水を買わされている人類の将来は暗い。
世界中の水問題を精査した書籍である。
鳴り物入りでダムを作ってもその運用の難しさを改めて知らされた。CMに踊らされて、ペットボトル入りの名水を買わされている人類の将来は暗い。