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鈴木敏文の「統計心理学」―「仮説」と「検証」で顧客のこころを掴む
出版社 プレジデント社 著者 勝見 明 発売日 2002-10
この本に関する書評
Amazonレビュー
具体性を感じる事が多い。そういう意味でこの本は典型的な鈴木敏文さん(関連)の本と言える。
結果を出すためには何が必要かを明確、明快に記載した本。内容もスムーズに読み通せるようになっているので
マーケティング理論に精通していない人にもお薦めできます。
・多様化の時代と言われているがライフサイクルの短い商品が順番に流行廃りを繰返す画一化の時代である。
・モノ余りの時代だからモノが売れないのではなく欲しいものが無いから売れない。
鈴木氏は現場主義を唱える経営者が多い中で他店見学を禁止している異色の経営者である。が、本書を読むとその真意がわかる。つまり、絶対的価値の追及では見るべきものは他店(他店比較の客観的価値)ではなくお客のニーズである。
また、鈴木氏はデータ主義である。POSシステムから毎日あがってくる、活きたデータを仮説検証型で読み説いていく。その根底には、昨日の客と明日の客は違う、明日の客の心を掴まないといけないという想いがある。単純に売れた分だけ仕入れるのではなく、客の心理を読んで仮説を立てて商品を仕入れ、結果をPOSデータで検証するのである。
現場主義では現場の客はよく分かるがミクロをみてマクロを見落とす危険がある。データ主義はマクロで見てミクロに落とし込む経営であり、より本質を重視するアプローチである。これは、大前研一氏の「本質を見抜く思考力」や花王の元社長、常盤文克氏の「質の経営」に通じるものであると思う。
この視点をビジネスの世界で実践するには、データを見る時に、Why(それはなぜなんだ、どうしてそうなのか)とWhat(顧客のために何をすべきか、何が求められているか)を常に考えつづけることが大事である。実行段階では、How(どのように行うか)も重要であるが、WhyとWhatの問題意識に基づいた仮説・検証の力がそれにも増して重要である。
本書はとても読みやすい。が、鈴木敏文氏の凄さが分かり、仕事を進める上で役に立つ示唆に満ちた本だと思う。
大切なことは常識を疑うこと。
サラリーマンをやっていると、どうしても慣習に流されがちです。
しかし、本書に書かれてることを肝に銘じ仕事に取り組もうと感じる一冊です。
鈴木会長本人が書いたなら、本書での分析ができないでしょうから、ライターを起用したことは成功だと思います。
ところどころ、著者の主観が入っているところが気になりますが、55の金言だけでも、読み返したい内容になっていると思います。
でもまぁ、世の中、優れた人はいるものですね。
凡人は嫉妬してしまいます。
セブンイレブンの経営の凄さは 同じく流通業界のはしくれにいる小生にも感じることであるが 十分納得させられた。宗教にも近い 会社方針の落とし込みを描く「火曜日の会議」の様子には 正直嘆息させられ 自分の職場にも応用が利かないものかと考えさせられた。
特に「仮説と検証」という言葉が いわば 呪文化してセブン1万店の上に君臨している様相は凄まじい。
ある意味で日本が生み出した独創的な企業文化であると思われてならない。日本人も捨てたものではないか。