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ダイアローグ 対立から共生へ、議論から対話へ

ダイアローグ 対立から共生へ、議論から対話へ

出版社 英治出版
著者 デヴィッド・ボーム
発売日 2007-10-02

この本に関する書評

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Amazonレビュー

本書を買ったきっかけは、『シンクロニシティ 未来をつくるリーダーシップ』を読んだ時に、この本へのリンクがあったからです。
こちらの本は、枠組みはしっかりと書かれている(のかな?)と思うのですが、具体例が少ないような気がして、わかりづらく感じました。
また、評も高く、期待できると思っていたのですが、自分には難しかったです。又、自分の考え方を柔軟にしてから、再挑戦しようと思います。

でも、他のレビューを書かれた人は、とても知的能力が高いのだと感心しました。
難しいけれども、対話について、考えたい方は是非、読んでみて下さい。

以上です。
ハウツー本ではありません。
しかし、いま最も大事な【対話】について、実践的欲求を湧き立たせ、見通しを示してくれる哲学的著作でした。
どんな立場にあってもコミュニーションに悩む人には、汲み取ることの多い本のはず。大袈裟に言えば、自分という《ソフト》の入れ替えに繋がる内容を知的に説いていると言いたいところです。
訳本がなければ手に取ることはなかった本でした。ただ、平易な文章にも拘わらず、内容自体の奥深さと日本語への置き換えの難しさからか、原典も参照すると得心がいく面があるかも知れません。
ダイアローグとは、他者と一緒に新たな道を創造すること、そのためには先ず自らの感情を理解し、それと付き合うこと、だと要約できると思います。

よくディスカッションが意見を戦わせることとして、対立概念として比較対象とされますが、そんな単純なものではありません。実際にディスカッションでも対立する意見を一歩引いてみることで第三の道を見つけることが重要であるとされていたりします。

ただ、難しいと感じさせるのは、
人間の脳が自身の感情を一歩引いてみることを自然に行うようにはできていないこと(感情回路と思考回路がつながっていますし、感情→思考への回路の方が思考→感情への回路よりも多いことから。ジョセフ・ルドゥー「エモーショナル・ブレイン」等を参照)、
本書でも述べられているように、対立が文化の域にまで浸透している状況において、自らが実践したとしても回りに潰されかねないこと、
一方で、本書の提言を他者に強制して実践させるような方法は採用できないし、強制した瞬間にダイアローグではなくなること、
などです。

ひとまず身近な気の合う仲間から、ダイアローグで目指したいこと、できそうなことを共有しながら実践し、少しずつ輪を広げることが現実的な方法なのだと思います。

極めて大事なことほど、実践するのが難しいのでしょうね。
環境破壊のようなグローバルなことから、身近な人との日常的なコミュニケーションまで、人と人との関係において生じる、さまざまなトラブルを解決したい人におすすめしたい本です。思考が「事実」と混同され、その点に我々が気づいていないと著者は述べていますが、確かに物事の解決を遅らせている原因は我々の思考の中にあることが少なくありません。より自由でポジティブな世界観を感じさせてくれる一冊です。哲学的な内容にもかかわらず、たいへん読みやすく訳されているのも、本書の魅力の一つと言えます。
 金井真弓氏の翻訳がすばらしく、わかりやすくて翻訳には星を10個差し上げたいくらいです。コミュニケーションの名著だから当然かもしれませんが、普通の翻訳者にでは出来ないワザです。感謝。
 副題から専門書のような感じかな、と思っていたのですが、読むと実にわかりやい平坦な文章でした。しかし、内容は人と人とが対話することの難しさをわかりやすく包括的に開かれた形で提示されているので読みやすいのです。コミュニケーションの難しさやコツを指南するビジネス書や新書などは数多くありますが、部分的なことを小さなエピソードを通じて解説したり、自己主張的な論説で排他的だったりしますが、読み手に多くのヒントと可能性を与える本書は、本としてのすばらしさもありますが、読み手の感性や問題意識によっては、話し方の改善だけではなく、キャリアの飛躍的向上など、応用も無限大に提示されているのが、良いと思います。
 手元に置いて数年ごとに読み返せば、その時々の読み方や応用が生まれることでしょう。