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奇跡の経営 一週間毎日が週末発想のススメ

奇跡の経営 一週間毎日が週末発想のススメ

出版社 総合法令出版
著者 リカルド・セムラー
発売日 2006-01-24

この本に関する書評

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Amazonレビュー

ブラジル セムコ社の話。著者はその社長 リカルド・セムラー。
オビが”一週間毎日が週末発想のススメ ”ねっ、いい感じでしょ。

これまた驚きの経営です。一切の管理をしない、と決めてから急成長。
社員1人1人を一人前の大人として扱う。会社が全てでは無い。
人生を楽しむ。理想かも。
コントロールを無くし、規制を取り払うと、人間は能力をフルに発揮できるんだと思います。
すごく合理的な考え方で、厳しい考え方だと思います。
何をしても良いというのは考える力が無いととてもつらいものとなります。
でもそのつらさに負けると人間が人間足りえなくなります。
これまでの常識を覆す、すごい本です。
こんな会社が増えたら、世界中がパラダイスになるかもしれません。

私が願う、理想の会社像がここにありました。
今後、当社は、こんな会社を目指します!
社員が仕事の時間と個人の時間のバランスを保つことの重要さを、繰り返し説いている。セムコ社ではそのために会社ができることは全て実施し、社員の管理につながる仕組みは徹底して排除している。これによって、会社は社員を信頼し、信頼された社員が自らの意思で会社に貢献する、という理想的な関係でいられるということなのである。結局のところ、経営者が社員の立場に立つことに徹底すると、究極的にはこのような企業論になるのだろう。

本書の精神にはほとんど全ての面で賛同できるのだが、しかし、実現は可能だろうかという思いは、拭い去れない。組織階層を持たない、ビジネスプランもない、人事部もない、標準業務フローもない、そういう組織をつくり維持することなどできない、と考えられる理由は、我々の周りにはいくらでもある。仮にできたとしても、これまで積み上げてきたものを失うことになり、短期的には犠牲も伴う。実際、著者が父親から引き継いだ会社の社長になって最初に、旧来型の発想を持っていた経営幹部の三分の二を解雇している。基本的に機能している組織ならば、セムコ式経営を導入して、それまで築き上げてきたものを失うよりは、本書の根本にある考え方を、どう現実に落とすかを考えたほうがよいだろう。

企業経営の将来的な理想形として本書の理念が正しいことは、冷静に読めば理解できるだろうが、短期的な実現性という意味では、ほとんどの経営者には受け入れられ難い読み物だろう。したがって、この本が売れれば売れるほど、「そんなことは無理だ。できるわけがない。」という反論が増え、その結果、本書の根本にある、社員を徹底して重要視する考え方まで批判の矢面に立たされることになる可能性もある。そういう意味では、あまり売れて欲しくない本と言えるかもしれない。
常日頃から、人々に希望を与えられる仕事がしたい、傲慢な気持ちで働いている自分がいる。アルバイトさんの一番いいところを引き出してあげたいと思う。でも、いつも現実に負けてしまう自分がいるのです。リーダは難しい。人を束ねるのもとても気力のいる仕事で人をここまで信頼して仕事を進めていけたら、本当にいいなと思います。人の心の向きが変われば、収益も変わるという事を実証したブラジルのすごい会社の本当のお話です。