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だいじょうぶだよ、ゾウさん

だいじょうぶだよ、ゾウさん

出版社 文溪堂
著者 ローレンス ブルギニョン
発売日 2005-11

この本に関する書評

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Amazonレビュー

死を迎えるひとは、静かに自分の往く方だけを見つめている。
この世で誰とどれだけ愛し合っていても、死ぬときにはひとり。
ゾウが行こうとしている国と、この世との間にかかる橋が、
どれほど決定的な意味を持つのか、はじめからネズミには分かっているのです。
分かっていても、受け容れるのに時間がかかる。
ネズミがゾウのために、最後にした仕事。胸が苦しくなります。
深い断絶と、深い絆。
絵本という、一見小さな世界の中に、
相対をなすふたつが同時に、見事に描きこまれていて、驚くばかりです。
絵本にしては乾いた翻訳ですが、子どもにもストレートに伝わると思います。

でも悲しすぎて、
わが子に今すぐは読ませたくないような。複雑な物語でもあります。
 今回この本の購入は2冊目です。以前は私自身のために。今回は最近お父様を亡くされた友人のために。
この本は、逝くいのちを受け入れ、どう送るのか、成長して大人になるということはどういうことなのか、といったことを
考えさせてくれる大切な本でした。
 これから、長い人生を送る人にも、これまで長い人生を送ってきた人にも贈りたいお話です。
2歳8ヶ月の読み聞かせの本にと思い購入しました。読み聞かせるまえに私自身が読んでみました。子供の絵本なのに目がウルウルしてしまいまし。正直娘にはまだ難しいかなとおもいましたが、思っていた以上に子供も物語を理解していました。とにかくもうねずみ君とゾウさんは会えないんだ、「ゾウさんどこがいたいの?」と何度も私に尋ねます。また表情が曇ってしまいます。年齢が大きくなるに連れてこの本に対する思いも変わってくると思いますが、色々な意味で娘が少しずつこの絵本をとうして「最後のさよなら」を理解してくれるといいなと思います。
これは良い絵本です。死にゆく年老いた象と仲の良いネズミの話です。徐々に力尽きてゆく象によりそうネズミの姿に心がジーンとなります。死という難しいテーマを扱っていますが、安らかな気持ちになれます。心温まる話ですが、哀しい話でもあります。しかし、哀しさを癒してくれる暖かさがある絵本えす。つり橋の向こうの森の木が象の形になっているのが、絵本ならではのあの世の表現で、最高に素晴らしい表現で静かな感動を呼び起こします。大人が読んでもしんみりとジーンときます。子供も子供心に、生命の厳粛さを感じるのか、この絵本がとても好きで、何度も読んでとせがみます。子供なりにこの絵本の描いている大切なものを感じとっているようで、しんみりした顔で絵本を見つめていました。抒情的に余韻の残るとても良い絵本だと思います。お勧めします。
いつか迎える老いと死。
絵本のテーマとしては非常に重い。

介護を通じて見送ることを自然と悟ったネズミは、
旅立つゾウのために力を貸す。
「きっとすべてうまくいくよ・・・」と。
 
是非、手にとって一読してください。