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ワールド・カフェ~カフェ的会話が未来を創る~

ワールド・カフェ~カフェ的会話が未来を創る~

出版社 ヒューマンバリュー
著者 アニータ ブラウン / デイビッド アイザックス / ワールド・カフェ・コミュニティ
発売日 2007-09-28

この本に関する書評

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Amazonレビュー

 会議において、会話の形式は非常に重要である。攻撃的な会話は、議論を停滞させたり、闊達な意見交換を難しくする。一方で、良い質問や、発言者をフォローする意見は、議論を深める助けとなる。
 本書では、良い討議、会話を集団で行い、必要な結果を導き出すための手法として、ワールド・カフェを解説する。相手の意見を聞き、協調する姿勢こそ重要であると説き、形式よりも心の有り様を大切にする。
 実際に仕事に使えるかどうかは別として、貴重な主張だと思う。
2000年、サンディエゴで行われたSystem Thinking in Actionカンファレンスで、約700名の参加者と共に、著者たちがホストとなったワールドカフェに初めて参加した。
赤と白のチェックのテーブルクロスの上に自由に書き込める模造紙、中央には花と一緒にカラフルなサインペン。テーブルに座った人々が、全体に投げかけられた1つの質問を軸に自由に話し合い、自由に書き込む。1名を残して、メンバーが自由に入れ替わり、最初のグループでの探求を素材として、さらなる探求を行った。
ワールドカフェは、個人とグループと全体が、ダイナミックに相互作用を起こし、個と集団と全体とが共時的に新たな意識を創発できるきわめてシンプルで、原則的なアプローチである。
この本は、このダイナミズムの素晴らしさを、複数のストーリーで紹介している。
加えて、もし自分がワールドカフェをやってみようと思ったときに、どのように準備をしたらよいかも、わかりやすく整理している。
組織や集団において、離れ離れとなってしまった個人と全体の意識を一体化させたいと願うチェンジエージェントのみなさんは、ぜひとも読んでいただきたい一冊である。
なお、2007の11月5〜8日にシアトルで開催されたラーニング・オーガニゼーションのカンファレンスでは、ワールドカフェのフォーラムが開かれるなど、これまで以上に注目され、世界各国のワールドカフェの実践家が一堂に会し、ワールドカフェは世界的に広がっており、特にアジア圏で大きな潮流が始まっていた。